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この新書を読んでもここに書くことが出来なかった。
したくなかった。
嫉妬。おそらく。
小学二、三年生のころの私がタイムリーでこの映画を観て虜になっているから。
この著者はおそらくタイムリーでは観ていないはず。
でも、とことん語れるボキャブラリーと出版界の信頼度と知名度がそうさせている。
嫉妬。
惨敗。力不足。私自身の未熟さ。
酒の力をお借りして、誤魔化す。ご多分に漏れず。
無視していた。
哀れな抵抗。抗い。
そして自己嫌悪。
著者の背負った闇は、私のそれには及ばない。断定する。
強がりなのか。
悪あがき。
悔しさよりも、寂しさのみ。
散り際の桜の花びらより、アスファルトにこびりついたクズ紙のそれが私には似合うのかもしれない。
スポットライトを浴びるより、暗闇のコントラストで目を光らす、黒豹のような暗殺者の瞳。
嫉妬は、特権。
醜さと無様な汚物。それが私を離さない。
死ぬことも、生きることも、殺されることも、殺すことも、出来ない、哀れな。
わたし。私。ワタシ。
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