面白い。
クリスチャン・ベールもヒースレジャーもカッコイイ。
しかし長いよ。
目が疲れて、どうしようもなかった・・。
主演から脇役の男優は最高だ。どれもイイ!
しかしヒロインがイマイチ説得力がない。
このレベルでバットマン他の男らが、心の葛藤をするのが
サッパリわからん。好みの問題か。
人のもつ闇の話だ。
これは、あくまでもハリウッド版だから闇もここまでかもしれない。
むき出しの闇を本当に描いたら、上映不可能だろう。
物語は嘘の世界だ。
だからシンボリックとして描ききり、人間の本質と真実を浮き立たせる。
いい映画は必ず騙し絵の様に、作り話の世界に本質の世界をそっと入れている。
それに気づいた人は無上の喜びを味わえて、心の幅が広がる。
昔聞いた童話の世界もこれだ。
そのまんま、そのものを見せれば何でも分るもんじゃないってことだ。
不可思議な心。奥の奥・・。
なにかありそうな扉の先。そのまた先。
それを解明したいから見るのだ。
ハリウッド版の物語だから万人にウケなければならない。
映画はあくまでもオモテ版だ。
ものごとは裏と表が必ずある。真理だ。
裏版の話を小説で読みたい。
一度、米国ハードボイルド作家のアンドリュー・バーグが
書いたのもある。
デニス・ルヘインやリドリー・ピアスンくらいの闇を描けて、
コーマック・マッカーシーくらい
人間を描き込める高レベルな作家のが読みたい。
売れると思うなァ。