翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

法律翻訳の弊害!?

2006年03月12日 | 雑記

弊害は文章が硬いということです。

いつだったか、会社の法務部に長年お勤めの方に

「先生、そういう仕事ばっかりやっていると、文章硬くなりませんか?」と聞かれたことがあるのです。

ズバリ!

聞けば、その方も同じでした(汗)。

確かに、硬いですね。(法律翻訳者になる前も訟務等法律関連の仕事をしていましたしね・・・)

実は、駆け出しの頃、ビジネス・レターの仕事で、

youとあるのを私は「貴殿」と訳したのです。

「貴殿におかれましては・・・・」って感じ。

そうしたら、担当者が「硬いですよ。○○さん、として下さい」

その担当者によれば、「貴殿って訳してくる人いないですよ」って(@_@)

あらっ、そうなの?

今でも、個人的には(文章によっては)「貴殿」も悪くないとは思いますが、

それ以降、役職で呼ぶか、名前で呼ぶか、ケースバイケースで決めるようにしています。(もっとも、レターの翻訳は久しくやっていないな…)

 

 

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