「チェックの注意点」の続編ですが、推敲にも使えます(^_^)
注:この場合、チェック→他人の訳文を対象、推敲→自分の訳文を対象としています。
前回は主に数字に焦点を当てましたが、今回はもっと広い視点で考えます。
チェックには大別すると、
(A) 訳文だけ読む方法
(B) 原文と対照して訳文を読む方法
とがあります。
実は、(A)の方法には盲点があるのです。
それは、訳抜け がチェックできないこと!
どんな人でも、人間である以上、訳抜けはあり得ます。
そして、1語または1文が抜けていても、文章が流れていればパスしてしまう可能性があるのです。
(例えば、"agree": 1文が長い場合に、文の頭の方についているagreeは訳しているうちに忘れてしまいがちですね)
そこで、(B)の方法が望ましいのですが、この方法でも、焦点をしぼれば、たいして時間はとりません。
- 訳抜け
- 数字
- 論理矛盾
最低限、この3点に焦点をあてて読みます。
その他、場合によって、訳語の信頼性、コロケーション、調べ物の確認、句読点など、チェックポイントを増やしていけばいいわけです。
従って、「丁寧」という観点から、どんな文章も、時間的余裕がある限り、さっとでもいいから第三者の目を通すことが望ましいと思っています。
祝!WBC 優勝 !! (^_^)
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