見ると自信の湧く模型製作ブログ

お題の通り、主にプラモデル製作について、直線を描くのも切るのも下手な管理人”黒猫2号”の悪戦苦闘の日々を綴っています。

SWORD 1/72 グリフォンシーファイア修正記録(5)

2021年07月22日 | 1/72 スピットファイア(グリフォン搭載)
時間が経ってから過去作を改めて眺めると
ああ、あそこが酷い、ここはこうすればよかった等、
後悔と反省の念が湧き上ってくることが有ります
言い間違えました、そう思わない時は有りません、ですね(^^;

今回はそんな過去の黒歴史(笑)の中から、気になっていた”とり完”キットを
ピックアップして修正してみよう、という記事です

元ネタはこれです、SWORDのSeafire MKⅩⅦ(17)

Blogにアップしたのは2018年の9月です
しかしそれは修正記録、実際に作ったのは同年の4月でBlogを始める前でした

それにこいつ、左側のコックピットに乗り込もうとしている方を
組み合わせてやろうと言う訳です

女性パイロットにスピット(シーファイア)では時代的に合わない、とお思いでしょうが
シーファイア自体が戦後のトレーニングセンター所属(1950年)の機体ですし
設定は一応、最近の航空ショーでの1シーンと言う事にして逃げてます。

コックピットに乗り込むようにするには、ここを開けなくてはなりません
バブルキャノピー、昇降ドアを切断する必要が有ります
と言う訳でまずキャノピーを分離

溶剤系接着剤で付けていたのですが無事分離出来ました、まず第一関門突破です(^^;

これからが本番、慎重にマスキングします


そしてカット!

またも難関クリア、ひびも無しやったぞオレ状態です(笑)

次は昇降ドアです、ここも慎重にカッターの刃を入れていきます

出来ました...ホッ(^^;


因みに切断に使ったカッターはこれのみ

タミヤさん、ありがとうですね<(_ _)>

切り取ったドアは、ちょっと使うには酷い状態なので別パーツを使います
このドアはマーリンだろうがグリフォンだろうが関係ないみたいです
こんな時に役立つのがEDUARD!のSpitfireMKⅧ、Ⅸキットの予備パーツ
Tornado製作を休んでいても、お世話になります!<(^^;)>

ドアを付ける作業と並行して、翼後端のフィレットとのつなぎ部分をパテで修正
ラインを滑らかにしました



で、トリファクトリーのフィギュアを乗り込ませようとしたのですが

ポーズに(かなり)無理があります

そこでまた改造の段
バラして腰、股関節、左腕付け根を削った後
接合面にプラ板の切れ端を突っ込み角度を変更
右腕は肘から切断しドアヒンジの部分に手が行くようにしました



同じ乗り込むのでも、翼の上にまず、というポーズにしました
実はこの1/72フィギュア、レジン製なんです
今までのプラ製プライザーを改造する様には行きません
接着にはまずゼリー系を使って、角度を何とか微調整し
決まった後サラサラ系を、プラ板の極小切れ端と一緒に流し込んで固定補強しました
フィギュアの体で白っぽく見えるのが、パテ替わりに使ったプラ板です。

【続く】



SWORD 1/72 グリフォンシーファイア修正記録(4)おフランスと全員集合

2018年09月24日 | 1/72 スピットファイア(グリフォン搭載)
シリーズ?の最後は”おフランスシーファイア”です。
垂直尾翼方向舵のトリコロールに錨のマーキングは肝ですよね(その肝を汚いことにしてしまっちゃっているんですが(恥))
ここはいつものビン生攻撃が出来ないので混色にチャレンジです。
赤はNo3レッドとNo114RLM23レッド
青はNo34スカイブルー、No62フラットホワイト、No72ミディアムブルー
それぞれ混ぜたものをプラ板に塗り、キットと並べ見て色を調整しながらつくりました。


これが何とか終わった後
垂直尾翼前方付け根前のエキストラダークシーグレーとスカイの塗り直し。
忘れていた(恥)風防上のバックミラーの取り付けと塗装(残ってました、よかった)。
機体全体を”墨入れ塗料ブラック”でスミ入れ。
排気管の塗装を終え完成ざんす。

実はバックミラーを忘れていたのは他にもあり、この際とついでに引っ張り出して取り付けました。

今回これで都合4機を手直ししたことになります、「じゃあついでだ」ということでいままでアップさせて頂いた物も含め
グリフォンスピットファイア全員集合記念写真ということになりました

奥側4機と手前右端はSWORD、真中はAIRFIX、左端はフジミです。
こうしてみるとよく作ったな、と。どうも私はマーリン搭載機より長っ鼻のグリフォン搭載機のほうが好みのようで
「空軍大戦略」ってひどい邦題になってしまった1969年公開の「BATTLE OF BRITAIN」
あれでしばらくスピットファイア(上面DEとDG下面スカイ)が作りたくって仕方なかった時期があったんですが、
結局今に至るまでマーリン搭載機はタミヤ製1/72のMKⅠとMKⅤの2機だけです。
ローレンスオリビエ(ダウディングには似てなかったな)、クリストファープラマー(サウンドオブミュージックのトラップ大佐)等々
英国有名俳優総出演みたいな、そうそう その中で忘れてはならないのが”スザンヌヨーク”!
モリナガ・ヨウさんが”プラモ迷宮日記”第2集で書いておられるように
「この制服ガータ(?)で人生狂った人は多いそうです」私もです(汗)、当時の中学生には刺激強すぎでした(笑)
と、つまらない思い出話を書きなぐってブログを終えようとして...
303口径機銃口のカバーを塗っていないことに今気づきました(汗、汗)..追々と塗っていきます(恥)。

【終了】

SWORD 1/72 グリフォンシーファイア修正記録(3)飛行服、制服あれこれ

2018年09月23日 | 1/72 スピットファイア(グリフォン搭載)
まだピトー管は出てきません...。

次は151号機、パイロット入りです。
ところで以前から気になっていた、というか分からなかったのが第二次大戦終結から朝鮮戦争停戦頃までのFAAパイロットの飛行服です。
そう、私が作ったシーフュリーや今回のシーファイアに乗っていた人たちの飛行服です。
この写真有名ですよね。

”世界の傑作機 No102スピットファイア”のP12にも同様の写真が掲載されていました。
ここで疑問、解説では”一時空軍勤務にあったことのなごり”って書いてありますが、
私の持っている本では、”The letter 'A' inside the curl denoted fleet air arms and was introduced in 1939”
つまり”A"はF.A.Aを意味し1939年に導入された”っていう意味のことが書いてあります(どっち?)。
戦争の後半になっても、ヨーロッパ北西部(英本土を含む)では制服の上にライフジャケット、寒いときは制服の上に防寒服を着てライフジャケットというスタイルが一般的だったみたいで、”ティルピッツ”を撃沈するための”タングステン”作戦に向かう時もそんな恰好です。
この写真は空母”エンペラー”上のヘルキャットのパイロット、出撃前。

こちらは空母”ビクトリアス”のコルセアのパイロット、作戦終了後。

VINTAGE WING of CANADAというHPから転載させていただきました。
サイトはこちら。
http://www.vintagewings.ca/VintageNews/Stories/tabid/116/articleType/ArticleView/articleId/468/Navy-Blue-Fighter-Pilot-Episode-One.aspx
この手の写真は結構ネット上であるんですが、この時代以降が分からない、がなんとか探したのがこれです。


”AMI AUSSIE MODELLER INTERNATIONAL”というHPの”RAN FAA”の特集?から転載させていただきました。
サイトはこちら。
http://forum.aussiemodeller.com.au/viewtopic.php?f=2&t=3808
下の写真は1955年でスチール?製のヘルメットを被っていますが、上の写真はレザーの古い飛行帽
(これも英語ではヘルメットだけど)を持っているような(分らん)
写真はこれ以上探し出せず(途中あきらめ)、次は”YouTube”で探して...有りましたよ。
こちら
HMS Glory In Action Aka HMS Glory And Korean Battle Front (1953)
と、これ
Fleet Air Arm In Korea, 1950's - Film 4993
飛行服はつなぎタイプ、色はカーキ系、ヘッドギアは1953年の当時は茶系レザーの飛行帽、1955年後方の基地ではスチールヘルメットタイプ
でもこれどっかの本にはちゃんとのっているんでしょうけどね、まっしょうがないです。

でこんだけ長い前口上しておいて、たったこれだけ(怒らないでください(汗))。

飛行服をカーキ系に塗装し、酸素マスクのパイプを伸ばしランナーで追加しただけです。

排気管を塗装し(156号機と同じ)、垂直尾翼付け根の”エキストラダークシーグレー”部分を加筆、最後にキャノピーを磨きなおして接着しました。

写真転載だらけの今回(手抜きではないつもりですが)、お粗末さまでした(汗)

【続く】

SWORD 1/72 グリフォンシーファイア修正記録(2)

2018年09月22日 | 1/72 スピットファイア(グリフォン搭載)
まず犬のおしっこスタイルのNo50訓練グループの方から
ランディングギアをなんとか丸ごと取ろうとしたんですが、瞬着でがちがちにくっつけてるもんで...当然折れますよね。


折れた脚柱と機体側の残りを削り、ピンバイスで両方に穴を開け、真鍮線を刺して削り合わせて様子を見ながら再結合です。

こんなもんですかね


排気管は製作時に穴をピンバイスとカッターで開け、No8シルバーで塗装しています。
排気口に”墨入れ塗料ブラック”を入れオレンジと自家製ブラウンで焼けと錆とを表現しました(つもり)。


残念ながらキャノピーの曇り取りはパスしました、キャノピーを取ろうと試みてはみたのですが「頑丈にくっ付いている(汗)」
恒例の更なる泥沼への道になりそうな(確かな?)予感がしたのです。
製作時の苦労話になってしまうんですが、このめちゃくちゃ細かいステンシル、拡大鏡で見なければ文字が判別できないです。
当然?組説には詳しい説明はありません、機体の側面ならまだ上下が分かるのですが主翼とくに下面となるとさっぱり。

貼る箇所を黒帯で表示されてもねぇ(どっちが上なの!)。
参考になる本も手元になし、Webで探し切れず、このピンチを救ってくれたのがこのキット(また他社キットです(汗))


タイプ(マーリンのMKⅸとグリフォンのMKⅩⅤ/ⅩⅦ)こそ違いますが、この組説のお陰で何とか貼れました(感謝)。


これでとりあえず”かんせ~い”、じゃなくて”しゅ~せ~い、かんりょうーっ”と行きたいのですが
本工程の途中で左翼下のピトー管がいつの間にやら居なくなりました(泣)
ピトー管の帰りを待つ156号機

4次元旅行から早く戻ってくれるよう祈っています(涙)

【続く】






SWORD 1/72 グリフォンシーファイア修正記録(1)

2018年09月20日 | 1/72 スピットファイア(グリフォン搭載)
本ブログを始める以前に作っていたSWORD製グリフォンシーファイア
得意の”とりあえず完成病”の為、もう少しのところでほおっておいた3機をちゃんと仕上げようと反省したのがはじまりです。



MKⅩⅤとMKⅩⅦです、箱は2個だけど機体は3機。
MKⅩⅤはおフランスマーキングに、MKⅩⅦは2in1(ほぼ1機分の値段で2機入っている)のお買い得感に、それぞれ惹かれ購入したものです。
(ボックスアートに惹かれたのが残り半分ですかねぇ)

それぞれが抱える問題(て、お前のせいだろ~!)をこの機会に解決して、本当の完成にしようと。

MKⅩⅦの1機は左右の足の長さが違い、結果右に傾いた犬のおしっこスタイルになってしまってます。
(いや、とにかく差し込む穴が本当に見えないし、脚カバーも干渉して...汗汗汗)

もう1機は飛行状態にしようとパイロットを入れたんですが、なぜか地上駐機状態にしてしまいエキゾーストパイプも塗っていない
しかもパイロットの服がエアーフォースブルーなんです(FAAだろうが)。

MKⅩⅤは肝心のおフランスデカールの処理が悪く、尾翼付近の塗装も...です。

当然それ以外にも色々ありますが、まあこういう状態です(恥)がんばります(汗)。

【続く】