見ると自信の湧く模型製作ブログ

お題の通り、主にプラモデル製作について、直線を描くのも切るのも下手な管理人”黒猫2号”の悪戦苦闘の日々を綴っています。

1/72 タミヤ Spitfire MKⅠa リペイント(3) 

2021年08月22日 | 1/72 スピットファイア(マーリン搭載)
BoB記念スピットのリペイント、とり完です








スピットの下面はオイル漏れがよく目立った、という事で
ちょっと派手目に表現してみました

バックミラーはこの写真を見た限りでは確認できません

DW◎Kは付いているのが見えますが、DW◎Oはどうも無さそうに見えたので
キットのままで追加工作は止めました
銃口の埃防止テープは、おそらく有ったのでは思うのですが
これもキットの指示のまま、無し状態にしました。

コックピットをアップしてみました




パイロットはウェブスターさんのつもりです(^^;
s/n X4011の Sgt SC Bakerさんか、 P/O Macintosh Grayさんの可能性もあります
またはX4063の P/O Brownさんかも?
ですが、このDW◎Oに最初に乗ったパイロットと言う事で敬意を表して
(と云うか思い入れで)
PILOT P/O Frank Kinnersley Webster、S/N:R6595とさせて頂きました。


右手はコックピットに固定してから角度を調整して付けます
制服の上にライフジャケット、そしてパラシュート、で最後にシートベルトのつもりで工作しました
今回特に拘ったのがレザーヘルメット回りです
片方外した酸素マスクはプラの切れ端と伸ばしプラ棒ででっち上げ
酸素チューブは0.38㎜極細コードというものを使用
通話装置のコード類は0.055㎜ブラックリギングで、イヤーパットとマスクに付けました。


【敵味方識別装置について】
ところでキットの塗装図にはIFF MK2と思われるアンテナ線が描かれています

ちょっと見にくいですが、胴体左右のラウンデル部分から水平尾翼に伸びているものです

色々調べて今回は省きましたが、自信はありません
これが未だによく分からない部分でして(^^;
ネットで探した限りでは、英語版Wikiぐらいしか記事が見つかりませんでした
それによるとBoBも終わりになってから広く展開されはじめたみたいで
(該当の記事の文章)
the Mark II began widespread deployment at the end of the Battle of Britain in late 1940.

このDW◎Oはウェブスターさんの乗機のつもりですが
そうするとIFF MK2を搭載していなかったのでは、つまりこのアンテナ線はなかった可能性大!?

搭載している機体はこの矢印の先にあるように、アンテナ線の機体への引き込み口がはっきり分かります

こちらにあった動画を切り取ったものです
https://imgur.com/xv53lWM

動画にこういう説明が有り、はっきり写っているものの中で
時期的に一番BoBに近かったので選んでいます
Spitfire Mk VB W3579 of Wing Commander Edgar Norman Ryder forced down on a Dunkirk beach by anti-aircraft fire on October 41st 1941

9枚目に載せた例の写真には、ガン見してもこの穴が無さそうに...
どうなんでしょうかね?どなたかご存知の方がいらっしゃれば御教授頂きたいと思うのですが

何とかウェブスターさんの亡くなった、8月26日に間に合いました
模型を作っていて、こんな心境になったのは初めてなのですが
ウェブスターさんを始め、この戦いでの全ての犠牲者の方のご冥福をお祈りいたします。
うちは浄土宗なものなので(^^;


【終了】