まだ”Passion Wagon”のフィギュア制作は続いているのですが
今回はコレです
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当ブログでは初めての、日本陸軍機です
子供の頃作りまくった”ゼロ戦”を別にして
ブログ開始遥か前に、ハセガワの鍾馗と疾風のコンボを作った事が有りますが
それ以来の旧軍(日本陸軍)機です。
ワタシ、旧軍機や自衛隊機は意識的に避けていたのですが、
P-51D”Passion Wagon”の機体が完成し、次は何にしようと思った時に
ちょっと、作る機体が同じようになっているのに気付きまして(^^;
ちょっとマンネリだよねぇ~な感じ、モチベも今イチ上がりません
こりゃイカンと、たった一つ積んでいた
この傑作キットの評判が高いタミヤの飛燕を作ることにしたのです。
本当はイタリアかフランス機を作りたかったのですがね(^^;
残念ながら手ごろな単発機は在庫に有りませんでした
そんな訳で、初めて(に近い)日本陸軍機製作の始まりです。
当然、ご覧の皆さんはお作りになったか、箱を開けて見た事が有るかいずれか
或いは両方でしょうから、もう紹介はパスして一気に製作に入らせて頂きます。
(下左)スピナーを止めるポリキャップは削いでスリムに、
受け軸には鉛筆の芯を削っていれ回転がスムーズになる様にしましたが...
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(上右)別パーツのカウリング上部です
機銃の銃口を0.3㎜径のドリルで開けました
コックピットを塗装して組み立てました
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レバー類などの塗装指示が細かくて面倒くさかったです
胴体を合わてコックピットを入れてみました
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コックピットは下から入れる様になっているので、何かと便利です
それにしても流石はタミヤです、ゲート後を除去する以外はカッター不要
本当にパチピタですね(^^)
ところで例の如くシートベルトはデカールなのですが
これが腰回りしかないパターン!
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上半身は全く無防備なのです!
昔読んだ、ご自身も予備学生で海軍に入った阿川弘之さんの”雲の墓標”の一節を思い出しました
作品の主人公は学徒出陣で海軍に入ったので、飛燕とはつながりが無いのですが
その中に、シートベルトを3点式にしてから
「連日、不時着、転覆で(中間省略)その割に搭乗員の殉職者が出ないのは
ひとえに肩バンドのあるがためである。これが肩バンドのない艦攻であったら、簡単に頭蓋骨粉砕、即死だ
九七式艦攻飛行作業再開までに、是非肩バンドを装備してもらわねばならぬ。(以下省略)」
という記述が有ります
その後は延々と、兵学校出の将校からのいじめやら、燃料不足からの訓練中止
伝え聞く戦況などと記述などが続きますが...
あ~また重たい気持ちになってしまいました、こうなっちゃうから日本軍機は嫌なんですよね(_ _)
気持ちを切り替えましょう!
主翼を胴体に仮組みです
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仮組なのにテープで押さえる必要が無いのです
主翼と胴体の境もこの通り
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これは楽出来そう(^^)
しかしながら、ここでまた悪い虫がむっくりと(笑)
こう言っては何ですが、あまり思い入れも無い機体(失礼)ですので
モーター入れてブ~ンと回したろうと思ったのですが
主脚カバーを閉状態にしようとするとこの通り
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つかえるのと、隙間が空くのと
普段なら即、削って埋める作業に入るのですが何故かその気にならず
これでモーター化はあっさり断念してしまいます。
のこるは駐機状態ですが、こうなるともっと悪い虫が頭をもたげて来て(笑)
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キャノピー開状態です
失敗してもタミヤに部品注文すればイイや、とイージー工作
ちょっとクラックが入ってしまいましたが、まあ使えそうです(^^;
キャノピーを開けるのはいいのですが
流石にPin-up Girlを合わせる訳には行きませんし
ハセガワの大戦パイロットセットも、日本軍パイロットは全員転職済み
どうしましょうかねぇ~
【続く】
今回はコレです
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当ブログでは初めての、日本陸軍機です
子供の頃作りまくった”ゼロ戦”を別にして
ブログ開始遥か前に、ハセガワの鍾馗と疾風のコンボを作った事が有りますが
それ以来の旧軍(日本陸軍)機です。
ワタシ、旧軍機や自衛隊機は意識的に避けていたのですが、
P-51D”Passion Wagon”の機体が完成し、次は何にしようと思った時に
ちょっと、作る機体が同じようになっているのに気付きまして(^^;
ちょっとマンネリだよねぇ~な感じ、モチベも今イチ上がりません
こりゃイカンと、たった一つ積んでいた
この傑作キットの評判が高いタミヤの飛燕を作ることにしたのです。
本当はイタリアかフランス機を作りたかったのですがね(^^;
残念ながら手ごろな単発機は在庫に有りませんでした
そんな訳で、初めて(に近い)日本陸軍機製作の始まりです。
当然、ご覧の皆さんはお作りになったか、箱を開けて見た事が有るかいずれか
或いは両方でしょうから、もう紹介はパスして一気に製作に入らせて頂きます。
(下左)スピナーを止めるポリキャップは削いでスリムに、
受け軸には鉛筆の芯を削っていれ回転がスムーズになる様にしましたが...
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(上右)別パーツのカウリング上部です
機銃の銃口を0.3㎜径のドリルで開けました
コックピットを塗装して組み立てました
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レバー類などの塗装指示が細かくて面倒くさかったです
胴体を合わてコックピットを入れてみました
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コックピットは下から入れる様になっているので、何かと便利です
それにしても流石はタミヤです、ゲート後を除去する以外はカッター不要
本当にパチピタですね(^^)
ところで例の如くシートベルトはデカールなのですが
これが腰回りしかないパターン!

上半身は全く無防備なのです!
昔読んだ、ご自身も予備学生で海軍に入った阿川弘之さんの”雲の墓標”の一節を思い出しました
作品の主人公は学徒出陣で海軍に入ったので、飛燕とはつながりが無いのですが
その中に、シートベルトを3点式にしてから
「連日、不時着、転覆で(中間省略)その割に搭乗員の殉職者が出ないのは
ひとえに肩バンドのあるがためである。これが肩バンドのない艦攻であったら、簡単に頭蓋骨粉砕、即死だ
九七式艦攻飛行作業再開までに、是非肩バンドを装備してもらわねばならぬ。(以下省略)」
という記述が有ります
その後は延々と、兵学校出の将校からのいじめやら、燃料不足からの訓練中止
伝え聞く戦況などと記述などが続きますが...
あ~また重たい気持ちになってしまいました、こうなっちゃうから日本軍機は嫌なんですよね(_ _)
気持ちを切り替えましょう!
主翼を胴体に仮組みです
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仮組なのにテープで押さえる必要が無いのです
主翼と胴体の境もこの通り

これは楽出来そう(^^)
しかしながら、ここでまた悪い虫がむっくりと(笑)
こう言っては何ですが、あまり思い入れも無い機体(失礼)ですので
モーター入れてブ~ンと回したろうと思ったのですが
主脚カバーを閉状態にしようとするとこの通り

つかえるのと、隙間が空くのと
普段なら即、削って埋める作業に入るのですが何故かその気にならず
これでモーター化はあっさり断念してしまいます。
のこるは駐機状態ですが、こうなるともっと悪い虫が頭をもたげて来て(笑)

キャノピー開状態です
失敗してもタミヤに部品注文すればイイや、とイージー工作
ちょっとクラックが入ってしまいましたが、まあ使えそうです(^^;
キャノピーを開けるのはいいのですが
流石にPin-up Girlを合わせる訳には行きませんし
ハセガワの大戦パイロットセットも、日本軍パイロットは全員転職済み
どうしましょうかねぇ~
【続く】
こうなると塗装や仕上げに集中できます。
お家芸のパイロットも日本兵がどうなるのか、楽しみです。
キャノピー開状態ということは、真ん中のキャノピーを薄く削るんでしょうか?
キットのキャノピーを型にして塩ビで絞るという手もアリですね。
まさかの飛燕ですね。あまり日本の旧軍機はお好きじゃないとの事ですが、塗装が地味だとかおネイちゃん気がないと言う事からでしょうか? まぁ、それは確かですが、陸軍機は海軍機よりは多少塗装も派手目ですし、塗装のバリエーションも豊富ですので、貴殿のウデの見せどころも多いと思います。
タミヤのキットの中でも傑作と言われているキットですので、貴殿がどのように料理されるのか楽しみに拝見させて頂きたいと思います。
コメントありがとうございます
>流石タミヤの飛燕、パチピタの極地ですね<
Passion WagonのP-51Dもそうでしたが、この飛燕はそれ以上の感じがします。
パイロットはかなり悩んでおりまして...
記事にもちょっと書きましたが、どうも暗い悲壮感満載かつ人命軽視のイメージしかなく、
日本刀を握って乗り込む、などという勇ましい構図は全くやる気が起きませんし(_ _;)
キャノピーはせっせと研磨中です、現在第三風防の外側を削り終えたところです。
これから第二風防(スライドキャノピー)の内側を磨きます。
コメントありがとうございます
>塗装が地味だとかおネイちゃん気がないと言う事からでしょうか?<
クラキン様へのリコメでも書きましたが、早い話旧軍機には暗いイメージしかないからです。
ワタシ、作りながらイメージを膨らませ、資料を探す泥縄製作なのですが、
旧軍機の当時の状況が頭に入ってくれば、気が滅入ってくること間違いなしです。
飛燕を購入していたのも、傑作キットの評判も有りますが、
何よりその形態が日本機離れしていたからではないかと思う次第です。
特攻に使われたような機体は絶対嫌です、飛燕はそのような事に使われなかったと思っていますが、
もし使われていたら製作を止めるかも知れません。
>陸軍機は海軍機よりは多少塗装も派手目ですし、塗装のバリエーションも豊富です<
確かに海軍機に比べ、陸軍機の塗装は結構バラエティに富んでいますね。
スタイルも雷電や紫電改は好きでは有りませんが、飛燕や鍾馗、疾風等は好みです。
さすが決定版キットと言われるだけのことはありますね。
コクピットの情報量が凄い!。
もちろんそれは黒猫2号さんの塗装術あったればこそでありますが。
どう料理されて行くのか興味津々です。
実は私も同様の理由にて強い関心はありつつも、日本機はどうも重くて(実機はたいがい軽いのに)なかなか手を着けにくかったりであります・・・。
こんな戦闘機まで腰ベルトだけだったとは・・・知りませんでした。
コメントありがとうございます
>コクピットの情報量が凄い!<
デザートイエローでコックピットを塗るように指示が有ったのにも驚きましたが、
スイッチ類のノブまで色を指示して有るのには二度ビックリ、しかも多色で更にほんのちょっとの面積(笑)
>実は私も同様の理由にて強い関心はありつつも、日本機はどうも重くて<
気持ちを分かって頂けましたか
まさに言い得て妙「軽いのに(心が)重い」のです
>こんな戦闘機まで腰ベルトだけだったとは<
バトルオブブリテン当時(1940年)でも、スピットファイアなんか4点式シートベルトですからね、
しかもキットの実機解説によると、丁型の生産は1944年1月から!
本当にヤレヤレです(^^;
ウクライナ、始まっちゃいましたね(_ _;)
もうライブレジンもズベズダも、二度と購入する事はないでしょう。
蟷螂の斧どころか蟻以下の以下ですが、私なりの意思表示です。
頂いたリコメを拝見し、貴殿が旧日本機の製作をなぜ敬遠されていたのか良くわかりました。貴殿の真摯な気持ちの表れだと思います。そこまで考えて常に製作されていたと言う事に感服さえ覚えました。私は日本機は嫌いではありませんが、P-51やP-47、スピットは好きではありません(と言うより、嫌いと言うのが正解かも)し、今後も作る事はないでしょう。理由は貴殿の日本機に対する思いのような深いものではなく、単純なものです。
貴殿の製作スタイルは自分でもおっしゃっていらっしゃいますが、「作りながらイメージを膨らませ、資料を探す泥縄製作」との事ですが、画像を見付ける探求心はその言葉の裏付けだと思います。それも一つの製作スタイルでしょうし、人には人なりの模型の楽しみ方がありますので、否定できるものではありません。人それぞれですからね。これからもご自分の楽しみ方を貫いて頂きたいと思います。
で、ここからちょっと貴殿にはつらい内容になるかもしれませんので、もし飛燕の製作に差し障るようでしたらお許しください。先にお詫び申し上げておきます。
≻特攻に使われたような機体は絶対嫌です、飛燕はそのような事に使われなかったと思っていますが、
もし使われていたら製作を止めるかも知れません。⇒この文言に対して、はっきり言いますが、飛燕も特攻に使用されています。私の手持ちの資料やWikipediaにもその事が書かれています。
敢えてWikipediaのURLは貼りませんが、この事は事実ですので、事実は事実としてお伝えした方が良いのではと判断しました。もし、この事が原因で、飛燕の製作をストップされるようなことがないよう、切にお願いします。イメージも大切だとは思いますが、それよりもまずプラモの製作を楽しむ事を優先されるのもありだと思います。あくまでも私個人の考えですので、その辺はご理解頂ければ幸いです。
リコメの内容を拝見し、ちょっと考えさせられてしまい、こんなコメントを再投稿してしまいましたが、お気に障るようでしたら先のコメントも含め削除して頂いて結構です。
この度は下手なコメントをしてしまい申し訳ございませんでした。
再度コメント下さりありがとうございました。
このブログは模型製作の為のものであるという認識で、政治的な信条あるいはそれにまつわる感情の表現などは、出来るだけ控えていたつもりだったのですが、今回ついポロッと出てしまいました。
『飛燕も特攻に使用されています』という事ですが、ああやっぱりなという感想です。
そうであってほしくないと思いつつ、可能性は充分あると思っていました。
しかしながら、それを調べるという気はさらさらもってなく、まぁ忌避していたというところでしょうか。
>飛燕の製作をストップされるようなことがないよう<
ありがとうございます、そのつもりではいるのですが(^^;
記事にも書きましたが、パイロットのイメージが思い浮かばない上に、
スライドキャノピーのクラックが、研磨の過程で拡大してしまいまして(汗)
これは自作になりそうです、そんな訳で塗装の選択も含めて再開には時間が掛かりそうです。
日本機なんでしょうけど空冷ではなく液冷エンジンだとなんとなく日本機に見えないですよねー
繊細で流麗なラインはイタリア機みたいですよね。タミヤでナナニイ‥ちょっと自分も興味深々です。パイロットと合わせて貴殿の素晴らしい仕上げの期待しまーす!
コメントありがとうございます(^^)
この日本機に見えないところが気に入ったのかも知れません。
確かに、言われてみればDBエンジンでもイタリアの香り?がするような?。
このキットを選ぶ際も色々思うところは有りましたし、それは今でも変わっていませんが、
とにかく(底辺)モデラーですから(^^;、模型製作を楽しまなければ、という原点に返って作るのを続けたいと思っています<(_ _)>。