見ると自信の湧く模型製作ブログ

お題の通り、主にプラモデル製作について、直線を描くのも切るのも下手な管理人”黒猫2号”の悪戦苦闘の日々を綴っています。

1/72 ハセガワ Hawker Hurricane Mk1a & Mk2c (8)”Battle of Britain” 前振り(笑)

2023年07月10日 | 1/72 イギリス空軍機
今日、7月10日は英国で公式に”Battle of Britain”が始まった日とされています

その記念すべき日?に合わせて、とり完発表~ッ\(^0^)/と行きたいところなのですが(;'∀')
最終工作(仕上げ)がチョイと残っておりまして
少々伸びてもい~じゃねぇか(開き直り)などと(笑)
その仕上げ等の次第をここでちょっと、前振りも兼ねてご覧頂けますでしょうか(^^;

まずは宿題だったフィンフラッシュです
結論から云うと見つかりませんでした( ̄▽ ̄;)
しかしながら、大多数はこうであったであろうという結論に至りまして
参考にしたのはKey.AeroのRAF FINFLASHという記事と
ご存じ『World War Fhotos』のハリケーンの写真です

こちらによると、元々は大陸派遣軍がフランス機に併せて塗装したのが始まりとか
なので当初はラダーにフランス機と同じ、青白赤の順でした
これ(フィンフラッシュ)がRAFに正式に採用されたのは1940 年 6 月
最初の 6 か月間はストライプの幅や高さが一致しておらず
1 つか 2 つの例外を除いて、順序が赤、白、青以外は統一されたはいなかったとの事でした
ですがWorld War Fhotosを見ていると、部隊ごとや機種ごとには統一性が見られるようですね

1940 年 12 月にフィン フラッシュが標準化されます
(これがキットのデカールのタイプです)
このフィンフラッシュは、タイプ A というものだそうで
それだと、もうBattle of Britainが終わってんじゃん(困るよ)!の世界(-_-;)
そこで、それ以前のタイプを塗らなくてはいけません
World War Fhotosの写真を見ていくと
赤の部分が広く垂直尾翼ほぼ全体に描かれたライプと
同じパターンだがちょっと高さの低いものの2タイプが見られます
写真の圧倒的多数派が前者なので、そのタイプを塗る事にしました

作業です
まず、クリアをかけウォッシングまでしていたデカールを剥ぐことに
塗りはエアブラシ塗装です、ここは全体マスキングして失敗の無いように(^^;

フィンフラッシュのビフォア/アフターです



ここまで拘ってやったんだからもうちょっとと、キットには無かった
直接照準用の照星(0.3mm洋白線)と方形タイプのバックミラー(プラ板切れ端)を追加します


そしてアンテナ柱のアンテナ線取付位置の変更
御覧のようにどうも位置が低いのが気になって仕方ありません

思い切ってアンテナ側の取り付け部分を切り取り

ちょい上に付け直しました

瞬着での一発勝負でした(^^;

そしてもう一つの大事な宿題
シリアル番号です
胴体にスカイ帯が描かれる前の機体に書かれていたのは何?
ネットで探すとこんなのが引っ掛かりました

これもまたまたBRITMODELLERの記事です、本当に助かります(^^;
ここでは当時大尉だったタック氏の、スピット時代を含むシリアル番号についてやり取りがされています
この中で、色々描かれているスカイ帯無しのシリアル『V6555』の元ネタの話が出ていて
先ほどのイラストが紹介されていました。
しかしトークのやり取りの中でもあるように、肝心の『元写真』を見た参加者が無いのです
当然ワタシも探しましたが、未だ見つけられずにいます( ̄▽ ̄;)

『V6555』を探してイギリス公文書館のHPにたどり着きました
そこにはこのように書かれていました
”Pilot Officer J Redman: injured; enemy action, Hurricane V6555, 257 Squadron, 12 October 1940”

パイロットはタック大尉(当時)でなく
レッドマン少尉というパイロット、しかも彼は1940年10月12日に戦闘中負傷しているのです
タック大尉は、この時期既にNo257Sqnの飛行隊長になっています(9月11日着任)
飛行隊長(しかもエース)の機体を、部下が使っていたと云うのも??が付きますが
戦闘中負傷しているという事は、機体も損傷していると考えるのが普通
どう考えても『V6555』の線は薄い
そう判断して赴任当初から『V6864』を使っていたという設定で
キットのデカールをそのまま使用しました

これで前振りはお仕舞いです(笑)
まだ不勉強で分からない事、間違いも(間違いなく!?)有ると思いますが
それはとりあえず置いておいて(;'∀')
次回は、いよいよ本当のとり完編を投稿させて頂きます<(_ _)>

【続く】

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2 コメント

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Unknown (クラキン)
2023-07-10 20:55:58
考証をしっかりとされるとこうなるんですね。
勉強になります。🙇‍♂️
私なんかキットのインストと塗装図通りに何も考えずに作りましたが、色々なところが違っています。
きちんと考証をして作るのも大切だと言うこと痛感しました。
でも・・ズボラな私には多分無理です。
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Re:Unknown (黒猫2号)
2023-07-11 07:46:50
こんにちは、クラキン様
いつもコメントありがとうございます(^^)

Battle of Britainに拘るが余り製作が一向進まず、
なんでもホドホドやねぇ~と云うのが何とか終えた後の素直な感想です(^^;
①考証をしっかりしているというより、疑い深い(-_-;)
②あと、突っ込まれるのもイヤ(笑)
これが心境的に①+②でなく、①×②になってしまうのがワタシの特徴かも(;'∀')

因みに、クラキン様のDT◎Aはそのものズバリの写真が残っていて、
1941年1月の時点では、あの塗装とマーキングで間違いないですよ。
https://www.worldwarphotos.info/gallery/uk/raf/hurricane/sqn-ldr-r-r-stanford-tuck-of-no-257-squadron-raf-in-his-hurricane-mk-i-v6864-dt-a-coltishall-norfolk/ 。
https://www.worldwarphotos.info/gallery/uk/raf/hurricane/hurricane-mk-i-of-squadron-leader-tuck-commanding-no-257-squadron-refuelling-at-coltishall-early-january-1941/ 。
ワタシの場合は、それをムリクリBoBに合わせようとしたためこんなことになってしまった訳で...( ̄▽ ̄;)。
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