菅氏の危機意識「薄っぺら」…地元首長深く失望(読売新聞) - goo ニュース
原発周辺自治体の首長や避難住民らを深く失望させる発言ばかりだった。
東京電力福島第一原発事故から1年2か月余、国会事故調による菅直人前首相の参考人聴取が28日にようやく実現したが、ある町長は、最高指揮官が示した危機意識を「薄っぺら」と痛烈に批判した。
全域が警戒区域と計画的避難区域となっている福島県浪江町の馬場有(たもつ)町長は、菅前首相が福島第一原発をヘリコプターで視察した成果を強調したことに対し、「事故全体を大局的に見るべき立場の責任者としてふさわしくない」と批判。原子力緊急事態宣言の発令が遅れたことを結果的に支障はなかった、とした点については、「薄っぺらな危機管理しかしていなかったことの表れ。本当に支障はなかったのか」と憤った。
大半が警戒区域に指定された楢葉町の松本幸英町長は、「原発事故に対応するための管理態勢がなっていなかったのだと改めて感じた」と話した。
言い訳の数々。
いかに自分は最大限の努力をしたか。
自分の失態を認めようとしない卑劣さ。
あの混乱の中、万全の態勢で臨むのは無理だったかしれない。
しかし、もっと謙虚でもっと想像力が働いたのなら
違った結果になっただろう。
一番の罪は真実を正視せず、「誤魔化し」をしたこと。
パニックを恐れたのか「直ちに影響はない」と曖昧な表現をし
SPEEDIを「直ちに」公表せず、
危機感を抱かない住民や、風下に避難した住民たち。
パニックになる事と、命を危険にさらす事、どちらを回避すべきかも理解していなかった政府。
今後、地元住民たちに健康被害が出たならどう責任を取るつもりなんだろう。
それなのに、いまだに自己弁護に終始した管直人。
よほど頭がお悪いのか、混乱の中ヘリコプターで原発視察を強行した結果、
顔と名前が一致したと言いのけた管直人。
恫喝まがいの大声を夫婦喧嘩よりましだったとも弁解したのには呆れ果てる。
的確な質問をした昨日の事故調の委員さん。
しかし、これで終わらせず、国会での証人喚問を切に願う。