連休なのに誰ひとりいない海 巨大地震注意で人気ビーチ閉鎖(朝日新聞) - goo ニュース
誰ひとりいない白良浜=2024年8月10日午後1時49分、和歌山県白浜町、勝部真一撮影
南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)に合わせて約1週間、閉鎖して遊泳禁止になった和歌山県白浜町の白良浜の海水浴場は10日、海水浴客を含めて誰ひとりいない「無人ビーチ」になっていた。
白良浜には毎年夏になると、多くの観光客が訪れている。遊泳禁止を決めた前日9日は、早朝から海水浴客が訪れていたこともあって、町職員の呼びかけにもかかわらず、泳いだり砂浜で遊んだりする人たちがあとをたたなかった。
10日は朝から各ゲートに警備員が立ち、町職員も遊泳禁止を呼びかけた。観光協会や商工会が運営する白良浜前の駐車場の営業を中止したこともあって、ビーチには誰もいない状態になった。
ただ、地元の人の中には、「(地震の)リスクは高まっているかもしれないが、ここまでする必要があるかは疑問。地震発生時の対応をしっかり決めればいいのでは」と話す人もいた。(勝部真一)
「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表され、JRや自治体は万が一に備えています。
何しろ「地震」でもなく「大地震」でもなく「巨大地震」ですから。
とはいえ、ちょっと大袈裟では?と思ったりしました。
何しろ連休であり夏休み、そしてお盆前という事で観光地は期待していた筈です。
それなのに和歌山県白浜町は白良浜海水浴場の閉鎖や花火大会の中止で万が一に備えています。
この時期、いつもは賑わいのある白良浜も閑散としています。
「人っ子一人いない」状態ってこういう事でしょう。
こちらは5年前の8月の白良浜です。⇩
ところで白良浜のハザードマップはどうなっているのでしょう。
⇩
https://www.town.shirahama.wakayama.jp/material/files/group/68/tunami_map_01_shirahama_03.pdf
まっかっかじゃないですか。
1mの津波の到達時間は5分、3mは9分、5mは13分。
どこまで逃げられるかです。
大地震なら津波はこんなものではない筈。
東日本大震災では21mだったと言われています。
白良浜から高台までどれぐらいでしょう。 何分で逃げられますか?
砂浜に足を取られ、子供の手を引いて・・・・。
恐怖しかありません。
大袈裟かもわかりません。
ホテルのキャンセルも多いようです。
しかし、万が一巨大地震が発生したらどうしますか?
そして犠牲者が出たらどうなりますか?
きっと「気象庁が巨大地震注意と言っていたのになぜ対応しなかったのだ」という人が出て来るでしょう。
犠牲者が多ければ多い程、非難の声が大きいと思います。
いつ起こるか分からない巨大地震。
確率が高くなったからと言っても巨大地震が発生するとは限りません。
しかし自治体は万が一に備え、そして後悔しない様に決めたのです。
気象庁の指導に従い、万が一に備える、と自治体は判断したと思います。
また他の自治体も様々な事を想定し、マニュアル化して巨大地震発生に備えておくべきではないかと思います。
万が一の事が起こってから慌てても遅いです。
事前に議論してマニュアル化しておけば、時間に追われて判断を誤る事は最小限に出来ます。
海水浴場の閉鎖や花火大会の中止、JR特急の一部区間運行中止等々、そこまでしなくてもと思いましたが
それなりの理由があると思います。
また過去には台風などの洪水被害に遭った地域をハザードマップで調べると、
多くは危険だとされる場所でした。
各自治体は洪水や津波の範囲を地図上で表示したハザードマップを公表しています。
ご自身やご自分の家族を守る為にも、是非ハザードマップを調べる事をお勧めします。