政府が新型コロナ対策で2020年に調達した布製の「アベノマスク」に関し、厚生労働省は31日、在庫約8千万枚への配布希望の申請が約37万件あったと明らかにした。推計で2億8千万枚分以上となる。全員に行き渡るよう調整するなどし、3月上旬から順次配送を進める。

 厚労省は昨年12月から、それまでの介護施設などに加え、個人や自治体からの配布希望も受け付けを開始。今年1月14日を申請期限としていたが、問い合わせが多数に上り、締め切りを同月28日に延長した。

評判が悪かった政府配布の布マスク。

当時は店舗にもマスクがなく、

それでも未知のウイルスが怖くてマスクが欲しい。

そんな状態でした。

そんな中の政府配布の布マスク。

期待しました。

でも給食マスクでしかお目にかかったことがなく、ガッカリ感も。

それは裏を返せば、それだけマスクが欲しく、それだけ政府に期待していたという事ですし、

配布されたマスクが有難いと思った人もいました。

その事実を忘れて、文句を言う前にいわゆる転売ヤーの買い占めを批判したらどうかと言いたいです。

 

話は逸れますが、転売ヤー達は新たな商機として抗原検査キットに目を付けています。

メルカリやヤフオクの営業姿勢をもっと批判し、それに対応する法律が作れないのかと思ってしまいます。

 

それにしても政府関係者は想像力欠如に呆れ、嘆きたくなります。

今回の布マスク処分の見通しが甘く、想像力の欠如です。

そもそも送料無料、手数料無料、申し込みはネットですからそれも無料。

問い合わせの電話も無料。

何から何まで無料、タダなら申し込みますよ。

更には全員に配布するよう調整する様ですから、あきれ果てます。

更には問い合わせ多数だからと、申し込み期限も延長しています。

 

なぜ送料だけでも有料にしなかったのか。

なぜ先着順にしなかったのか。

ホント、見通しが甘いです。

また税金の無駄遣いだと言われるのが目に見えています。

 

ところで在庫処分の布マスクを希望した人たちは何に使うのでしょうね。

感染力の強いオミクロン株対応で、不織布マスクの下に付けるのもいいでしょう。

幼稚園でマスクに絵を描くのもいいでしょう。

ガーゼですから本来のガーゼとして救急箱に入れておくのもいいでしょう。

手間が掛かりますが、ハンカチにするのもいいでしょう。

当初は給食用マスクと揶揄されていましたが、学校給食用に自治体に配布と思っていましたが、

今は不織布マスクを常時着用しているでしょうから、これは却下でしょうか。

 

いずれにしても政府配布の布マスクを「アベノマスク」と揶揄する前に、

当時のマスク不足を思い出してもらいたいです。

 

※参考:厚労省のマスク申し込みサイト⇩

自治体・個人・団体からの布製マスクの配布希望の申出について (mhlw.go.jp)