拉致問題 家族の立場(R4.11.1)
令和4年11月1日火曜日「荒木和博のショートメッセージ」第931号。
ご意見でもっと被害者家族が身体を張るべきではないかというのがありましたのでお話ししました。
結論から言えば私はそうではないと思います。
拉致事件は北朝鮮という国家が起こした犯罪です。
それを拉致家族が動いて何になると言うのでしょう。
誘拐された子供を助ける為に家族が動きますか。
家族が誘拐犯に「子供を返して欲しい」と交渉しますか。
被害者取り戻すために誘拐犯に接触し、被害者を取り戻す為に動くのは警察です。
家族にはその様な力はありませんし、下手に動けば命の危険を伴いますし、
助けられる命も助けられないかもわかりません。
北朝鮮による拉致事件も同じです。
家族にどうしろと言うのでしょう。
被害者家族が積極的に動いたとしても取り返すことは極めて低いです。
そもそも家族が身体を張ってどうしろと?
北朝鮮という国家が日本人を拉致したのですから、
日本国が責任を持って取り戻す為に動くべきです。
そして世論の力を借りる為に、マスコミはもっと積極的に報道してもらいたいです。
ある事ない事、安倍政権を貶める為にあれ程積極的に報道するワイドショーです。
日本人が半世紀に渡って北朝鮮という独裁国家、アジアの最貧国に囚われている事の重大さをもっとマスコミは問題視すべきです。
また国会議員は拉致事件をもっと深刻に受け止め、積極的に動いてもらいたいです。
世論を喚起する為にも、そして国際社会に訴える為にも拉致問題の象徴であるブルーリボンを常時着用して欲しいです。
特に国際会議に出席する時、海外の要人と対談する時はブルーリボン着用をすべきです。
拉致問題に熱心でもないのに着用している議員もいると聞いた事がありますが、
それでも着用しないより着用する方がその意味があります。
常に着用している国会議員。
時々着用する国会議員。
全く着用しない国会議員。
様々ですが、日本の姿勢を海外に示す為にも着用の義務化をして欲しいぐらいです。