【ぼくらの国会・第876回】ニュースの尻尾「トランプ次期大統領はなぜグリーンランドが欲しい」
「ニュースの尻尾」835回目は、トランプ次期大統領はなぜデンマーク自治領のグリーンランドの買収を主張しているのか、その真意についてお話ししております。
出演:青山繁晴(参議院議員) 三浦麻未(青山繁晴事務所 公設政策秘書)
トランプさんがグリーランドを買う、とかメキシコ湾をアメリカ湾に、と言っているとニュースで見た時、
韓国が日本海を東海にしろ、と言っているのと同レベルかあ、と思っていましたが、
戦略的に考えていたのですね。
レアアースなどの資源や地球温暖化で北極海の氷が解け、航路として使えるからグリーランドを押さえておきたい、
中国の好き勝手にさせない、そんな理由でのグリーランド購入だったのかと。
トランプ大統領が見てるのは明らかにこちらの北極海の地図でしょう。
— 茶色い🐶ワンワン🐶 (@takigawa_w) January 14, 2025
カナダ🇨🇦とグリーンランド🇬🇱がアメリカになれば北欧、イギリス🇬🇧ヨーロッパ🇪🇺まで、航空機なら殆ど領空で行けます。
もしも温暖化で北極海航路が出来た場合にほぼ領海で航行が出来ます。
地政学的に重要です😃 pic.twitter.com/3TOxrS0ndG
良いか悪いかは別ですよ。
— Junichi Takahashi(tontonjyo) (@tontonjyo1) January 8, 2025
レアアースなど、グリーランドは地下資源が確認されてるし、デンマーク政府は掘り起こす力が弱い。『氷上シルクロード』を狙う中国との関係が良好で、放って於けば権益を拐われる。となると蛮勇トランプは欲しくなるでしょうね。 https://t.co/YUk6S95Lbp
こんな意見も。⇩
「トランプ2.0」早くも本性を現した「自国優先」…関税攻勢とパナマ・グリーンランドへの中国進出「断固阻止」でもくろむ「覇権堅持」(安田 佐和子) | 現代ビジネス | 講談社(5/5)
ロシアの存在も気になります。
5日前には長尾敬さんがご自身のブログで述べています。⇩
グリーンランドの歴史:
●10世紀にアイスランドのバイキングが入植。
●ノルウェーやデンマークの支配下に。
●1953年にデンマークの海外領土から自治領に。
●1979年に自治政府の設立。
●1985年にはEUから脱退
米国との関係:
ロシアに対抗するための監視・警戒拠点として米軍基地の存在。
●ピツフィールド空軍基地、ケーニー宇宙センター空軍基地
こう考えると、トランプさんのグリーランド購入話は荒唐無稽とは言えない感じですし、
ここにも中国の覇権主義と、ロシアの存在もチラつきます。
いずれにしても中国やロシアの好き勝手にさせない、と世界の民主主義国の共通認識だと信じたいです。