熊日新聞社で9月1日まで開催されてます。
昔だったら行くことはなかったでしょうけど、マラソン始めたので
郷土の大先輩でもあるし、昨日行って来ました。
古い新聞記事と写真の展示でしたが、行って良かったです。
昔も今も、ランナー達は色々と試行錯誤を重ねながら創意工夫してるんですね。
そして、時代の変化、進度により新しい用具や練習法が考え出され、
また、過去の常識がくつがえる事が良く分かりました。
そして、金栗さんが過去に指摘されていたことが現在にも当てはまることに驚くと共に
一流人の凄さを感じました。
もう、あまり期間がありませんが、興味のある方は行ってみられたらどうでしょうか。
最初は足袋で走ってたんですね!
昔は、運動中、水を飲むとバテるから飲んではいけないと言われてましたが今では完全否定です。
迷信の愚かしさと、身体の声に耳を傾ける大事さが分かります。
インターバル練習とかもやってらしたんですね!
以前にも書いたことがありますが、スポーツでよく使われる「格上、格下」と「お家芸」という言葉に
とてもイヤな感覚をオイラは感じます。
スポーツは全てその時の実力の世界、それは肉体だけでなく、お金、環境、政治力、全てを総合した力だと思います。
過去の栄光は関係ないのです、今、その瞬間、強い者が栄誉を得るのだと思います。
「私の悲しみはかわいい後輩たちの不成績からではない。
かれらがどんなにがん張り自己の能力以上に戦ったとしても
とうていおよばなかったろうと思われる国際レベルの急上昇、
そしてその進歩にとり残された日本の現状にたいする不安であった。」
「私たちは負けた。三段とびもマラソンも、「お家芸」「伝統」という
神だのみをやめてすっぱだかになろう。…ゼロからの出発である。」
「私も七十才になった。しかし気分は二十才のつもりだ。
若い諸君とともに陸上日本再興の日まで走り続けよう。」
当時、70才の金栗四三翁の言葉が胸に響きます。