2015年4月某日。春の日差しが心地よい日です。今日は草津から水口まで歩きました。
草津の追分から県道116号線をしばらく歩くと和中散本舗の手前に六地蔵という村があります。家並みが切れるところから田ぼ越しに三上山(432メートル)が望めました。近江富士とも言われる山で、琵琶湖の周りではどこからも三角形の美しい姿が眺められるランドマーク的な存在です。一度近くで見たいと思っていた山でしたので迷わず1枚。いい写真が撮れました。昔の旅人はどんな想いでこの山を眺めたのでしょうか?
石部宿は野洲川沿いにあります。その西端の入り口には黒御影石で造られた東海道宿場図もあり、町中もよく整備されています。気持ちよく東海道歩きが楽しめる場所の一つです。江戸時代には京を発った旅人の1泊目は石部宿で、最盛期には商家26軒、旅籠62軒と大変栄えたようです。また「石部の金吉」(頭の堅い、融通の利かない人の意)という言葉は近くの金山(銅山)が由来とのこと。どうも遊女を置かない宿場を揶揄したものと言われています。