昨夜、突然の雷雨。
それもバケツをひっくり返したなんてのを通り越し、風呂屋の浴槽に大乃国が10人一度に入ったような凄まじい量の豪雨。
怯えていたら「雹だぁ、ひょうですよ」と家へ駆け込んできた所長テルテル。
音で表すと「ビカビカ、ゴロンゴロン ザーザーバラバラ ひょうだぁ」とこうなる。
だから路上の雪は大半が消えて今日のウォーキングは下駄箱の奥から探し出した夏靴。
でも、空気は思いっきり冷たい。エアコンの吹き出し口に顔をくっつけているより寒い。
歩き出して5分で鼻水。テイッシュが無いので軍手を脱いで指の部分を鼻に詰めブラブラさせて歩いたが さすがに恥ずかしくなって抜いた。
朝、以前から破損していた除雪の道具を入れてある物置代わりのサイクルハウスを、テルテルが「修理に出す」と云ってテント部分を外して持って行ったらしい。
一生けん命歩いて帰宅したら、テルテルとスリスリがサイクルハウスの修繕を頑張っている最中。
ノホホンとした持ち主の代わりに、用意したハトメ金具をハメ込み綻びていた入口のジッパーも完璧に修繕して設置完了。
お礼のハグをしようとしたが、鼻の穴に詰めていた軍手だったことを思い出して遠慮した。
家での昼食。テルテルへの歓迎はお礼を含めて MAXモードだ。
温かいお茶のサービスを受けてご満悦のテルテルの前で、私は自分で煎れた苦い茶を飲む。
三人で仲良く蕎麦を食べている横で 私は一人 鍋焼きうどん。
食後のデザートは先月土産に私が買ってきた北海道銘菓「白い恋人」をルンバが出してきた。
「これ前にテルテルに頂いたお土産の白い恋人・・・・」と云い始めたルンバ。
それを「これは俺が買ってきた白い恋人だ」と必死になって訂正する私。
しかし、私の前には3枚入り1束なのにテルテルの前には4束も積まれた。
1束奪い返したものの 悔しさは消えない。
「やっぱり旨いねぇ、俺の買ってきた 白い恋人」
「土産物の中では 別格だねぇ、俺の買ってきた 白い恋人」
「俺の買ってきた白い恋人」と云うフレーズを記憶の底に叩き込もうと、抵抗を試みる私。