北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

85のE

2015-12-05 22:35:02 | ウォーキング
朝、ふと目覚めて時計を見、二度寝しょうと目を閉じたところで思い出した。
リサイクルの日だった。

ノンビリはしていられないと 寒い中飛び起きて顔も洗わず 手近にあったウォーキングの服装に着替えた。
ルンバが揃えておいたペットボトルや雑紙を玄関へ運び出し、集積場へ3往復。

一旦 家へ入ったのだが着替えるのも面倒なので 首にマフラー代わりのタオルを巻き 早朝ウォーキングへ出ることにした。


昨日降った雨で雪は殆ど消え、代わりにできた水溜まりが凍り付いている。

いつもは昼頃 気温が少し上がった頃に歩くのだが、白い息で「おはようございます」と挨拶を交わしながらのウォーキングは気持ちが引き締まる。

スロージョギングに切り換え 脂肪を燃やすための根性走り。

軽い登りを何とか上がり 続く長い坂を下りる頃には体も温まっているので信号機までは必死のランニング。

しかしタイミングが悪いことに青信号になってしまった。

距離が1メートル長くなるだけで かなり辛いのに横断歩道の4車線分多く走らなければならないのは 本当に辛い。

でも、横断歩道を渡る私のために待っていてくれている出勤途中の長い車列の前をヒーヒー言いながら歩いて通ることはできない。
だから、ポッチャリ腹を引っ込めて見映えを良くしたまま 颯爽と格好良く走る。

もしかしたらバスト85のEカップぐらいの女性が (凄いわね、あのスピード) とか思ってくれているかも知れない。

(憧れ) を(失笑) に代えないために 歩幅を広くして苦しそうな顔を見せてはいけないのだ。

片手を挙げて軽く挨拶しながら余裕の表情で走り抜けるランナー。

横断歩道を渡り切り 直ぐにでもウォーキングに戻したいところだが、ここで歩き出したら (85のEに限界だったんだ) と思われるのが癪だ。

それで車列が全て走り過ぎるまでランニングのスピードを落とすわけにはいかない。

颯爽とした走りのまま さらに100メートル程を走り続け、車が全て通り過ぎた所でウォーキングに戻した。

途端に酸素不足の金魚のように 無様に喘ぐ姿は見られたものではないのだが、心の中には「頑張って走ったね」と誉めてくれる 85のEがいる。