北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

記憶との闘い

2015-12-13 23:47:25 | 日記


数年ぶりに義弟との再会。

お互いの老け顔に 一瞬だけ絶句したものの 記憶の写真をリセットした瞬間
ワープが完了した。

頑張っても笑顔にはなれないのだが、形見分けを頂き 今日は記憶を辿っての釧路湿原一周。








荒涼とした湿原の風が 心の隙間を埋める。
番(つがい)で飛び去る丹頂の姿に何を思うのだろう。



色々なことを触れないようにして湿原の東端を北上し、多和平(たわだいら)に到着。



トイレが施錠されていて困り顔のルンバに「野ション」を勧めた辺りで少し表情が緩んだ。



「野ション」をすると この一帯はルンバの縄張りになると説得したのに、頑として耐えきる姿に脱帽。



摩周湖は凍結していなかった。



寒い中 湖面を見下ろすミニスカの姉ちゃんを「絶対にオトコだ」と言い張るルンバに驚き、湖に背を向けてミニスカ姉ちゃんを追いかける私。





湿原の西端を南下し戻る途中 数か所ある丹頂の給餌場に寄ると隣国の観光客がバスで乗り込んでいた。



私も負けずに隣国語っぽい語り口で チャーモンハーレイ インマオ インマオ (陰毛) を繰り返したが 意味を知っているルンバは他人のフリして逃げた。

湿原展望台を過ぎて急に車がスピードアップ。

カンが鋭いルンバは「ねぇ、トイレ? トイレなんでしょ? ガマンできるの?」

(ギリギリだから飛ばしてんじゃねえか・・・・・) と思い 心の中で(インマオ インマオ) と呪文のように叫びながらアクセルを踏み込んだ。

再会

2015-12-13 00:02:03 | 日記
10月に亡くなった義妹の旦那様が わざわざ東京から形見分けを持って釧路空港に下りた。

家内は東京で逢ったばかりなのだが、私は多分 5年以上逢ってはいない。

空港の到着ゲートで出てくる人を確認するものの、それらしい人は見当たらない。
家内も目を皿のようにして見ているのだが確認できない。

子供の成長も早いが、オッサンの老化も早いので見落としたのかも知れない。

「太っているの?」と訊くと「細くてスラッと背が高い」とルンバ。
「ハゲ?」と訊くと「フサフサ」との返事。
私と大違いの体系に 少し悔しさが湧き起こる。

もうゲートの中には人がいなくなったので、もしかしたら曜日か到着便を間違えたのではないかと心配になりルンバに電話を入れさせてみたら、
もう空港に到着しているとの声が、直ぐ後ろからナマで聞こえた。

毛糸の帽子を被った義弟とキャップにサングラスの私。
その上 お互いに老け顔になってしまったので、見分けられなかったようだ。


義弟を案内したのは、亡くなった義妹の実家があった場所。そして昔働いていた建物。
その場所をカメラに収める義弟の姿は 寂しさで溢れている。

若い頃 夫婦で一緒に食べたと云う泉屋のスパゲッティを皆で食べて供養した。

明日は 思い出の地巡りと云うことで、昔一緒にドライブした湿原を案内しようと思う。