北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

寒々とした 朝

2015-12-23 22:03:42 | 日記
今朝は、思いっきり冷えた。

布団の中に居る時は電気毛布のダイヤルを一つ上げる程度でガマンできたが、
起きてみると家の中なのにヒンヤリ感が半端ではない。

放射冷却らしいが、灯油をケチったショボイ暖房では効果が感じられない。

気合でパジャマを脱ぎ、急いで部屋着に着替え、さらにモコモコを重ね着していたら、せっかく着替えた部屋着を洗濯するからもう一度脱げと云うアノ方の声。
まるで三途の川にいると云う奪衣婆(だつえば)のような冷たすぎる仕打ちだ。

ここで逆らうと一日が地獄になるので、少し温まった部屋着をもう一度脱いでアノ方が持参した冷えきった部屋着と交換した。

その様子を常に100%アノ方の見方をするスリスリが朝飯をとりながら「文句を言うんじゃねぇ」とでも言うようにテーブルの向こうから閻魔の視線で見下ろす。

だから冷え切っているのは気温だけではないように感じられる。

牛乳をいつもより10秒長めにチンして少しだけ心を温めた。


さて、今日こそはと頑張ってウォーキングに出た。

降雪して1日過ぎたので少しだけ雪が踏み固められている。
人家が全くない高専裏の歩道に付いた足跡は、全て私よりマジメにウォーキングしている人達がいたと云う証(あかし)だ。

かなり歩きにくい雪道を進むのは疲れる。

前をゆっくりと行くのは年上と思しき男性。
時々大きな紙を広げながら確認しているのは、カラオケの歌詞でも暗記しているのかも知れない。

しかし、ゆっくり歩くその方が道を譲ってくれたので、挨拶を交わしながら追い抜いたのだが、何と手にしていた紙に書かれた文字は大きな筆字の般若心経らしい文字。
信心深いこのような方は、奪衣婆に服を剥ぎ取れらるなんてことは経験がないだろう。

罰当たりな私は、寒さに負けないようにとマッチやAKBを聴きながら高専裏を歩き、走った。