6世紀に聖徳太子が大伴細人(おおとものさびと)と云う忍(しのび)を使って情報収集をしていたのが日本史に忍者と云うものが登場した最初らしい。
昼前に長椅子で横になっている間に眠ってしまったようだ。
何かの気配を感じて目を開けてみると、外出着になって そっと部屋を抜け出ようとしたままストップモーションの忍者が二人。私の寝息を窺っているようだ。
また女二人で長々と買物をして廻り、新しい服を仕入れてくるのかもしれない。
一人取り残された私は 昼飯前のウォーキングに出ることにした。
テレビの報道によると中国やインドの大気汚染は凄まじい。
日中なのに陽が射していない。
その中で太極拳やダンスを踊る人達は健康的なのか不健康なのか。
天気予報では明日、気流の関係で その中国のpm2.5が北海道を覆うらしい。
だから、今日 二日分 頑張らねばならない。
屈伸運動をして気合を入れて家を出た。
いつものジョギング開始地点より500メートル程手前から走り始めたのでヘロヘロになったが何とか耐えた。
誰もいない家でカップ麺を食べ、延々と好きなチャンネルを廻してテレビ三昧。
陽も落ちて暗くなった頃 堂々と忍者二人は帰宅した。
食材を冷蔵庫に入れ、普通に振る舞っているようだが、ルンバの動きが少し怪しい。
時々二階へ消えるのは 「秘密の何か」を隠しているのかも知れない。
そして何日か経った頃、見たことのない忍び装束で現れるのだろう。
「タンスの奥で見つけたの」とか言い訳をしながら・・・・・