昨日 鬼平犯科帳がテレビで放送された。
私の大好きな池波正太郎の世界が画面いっぱいに広がる。
もう少しで150本になるそうで、鬼平役の吉右衛門は区切りと考えているらしい。
でも さすが歌舞伎役者、中村吉右衛門の目力は素晴らしい。
父親の松本幸四郎も鬼平を演じていたが、私は吉右衛門の目で物を言う演技は 幸四郎を完全に凌いでいると思う。
しかし、150本ともなると さすがに脇を固めている俳優陣も年をとった。
元気なのは木村忠吾(うさぎ)を演じる尾美としのりぐらいで、小房の粂八(蟹江敬三)も相模の彦十(江戸屋猫八)も亡くなってしまった。
写真を趣味にしている人なら感じると思うが、鬼平犯科帳の一コマ一コマは本当に美しい。撮影スタッフの本気度が感じられるのだ。
特に、エンディングでジプシー・キングスの『インスピレイション』が流れる中、画面いっぱいに広がる映像はため息が出る程で、
傘の内側だけに光を当てる発想にはカメラを構えたことのある人間なら、ライティングの妙に誰もが目を見張るに違いない。
池波正太郎に惚れぬいた私は、鬼平も剣客商売も梅安も全巻読んだのだが、映像化された中では吉右衛門の力もあり、鬼平が秀逸だと思うのだ。
グルメとしても名高い池波正太郎の作品には旨そうに食べるシーンが沢山出てくる。
真夜中に布団の中で読み進むうちに腹の虫が泣き止まなくなり、ついに起き出して台所を徘徊した結果、
私の腹に脂肪が蓄積してしまったのは、やはり原作者の筆力に負け続けた結果だと思うのである。
私の大好きな池波正太郎の世界が画面いっぱいに広がる。
もう少しで150本になるそうで、鬼平役の吉右衛門は区切りと考えているらしい。
でも さすが歌舞伎役者、中村吉右衛門の目力は素晴らしい。
父親の松本幸四郎も鬼平を演じていたが、私は吉右衛門の目で物を言う演技は 幸四郎を完全に凌いでいると思う。
しかし、150本ともなると さすがに脇を固めている俳優陣も年をとった。
元気なのは木村忠吾(うさぎ)を演じる尾美としのりぐらいで、小房の粂八(蟹江敬三)も相模の彦十(江戸屋猫八)も亡くなってしまった。
写真を趣味にしている人なら感じると思うが、鬼平犯科帳の一コマ一コマは本当に美しい。撮影スタッフの本気度が感じられるのだ。
特に、エンディングでジプシー・キングスの『インスピレイション』が流れる中、画面いっぱいに広がる映像はため息が出る程で、
傘の内側だけに光を当てる発想にはカメラを構えたことのある人間なら、ライティングの妙に誰もが目を見張るに違いない。
池波正太郎に惚れぬいた私は、鬼平も剣客商売も梅安も全巻読んだのだが、映像化された中では吉右衛門の力もあり、鬼平が秀逸だと思うのだ。
グルメとしても名高い池波正太郎の作品には旨そうに食べるシーンが沢山出てくる。
真夜中に布団の中で読み進むうちに腹の虫が泣き止まなくなり、ついに起き出して台所を徘徊した結果、
私の腹に脂肪が蓄積してしまったのは、やはり原作者の筆力に負け続けた結果だと思うのである。