北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

リベンジ

2018-01-09 17:06:21 | 日記
阿寒町にある国際ツルセンターへ行った。

有料470円だが、例の通り高齢者割引やJAF割が無いかと入口で粘る。

ここは丹頂との距離が他の餌場より近いので それ程高倍率のレンズが無くてもマアマアの写真が撮れる。



それでも並んでいる大砲のようなレンズを付けたカメラマン。
もしかしたら、大きなレンズを自慢したいだけなのかも知れない。





昨年は、鳥インフルで給餌を一時中止したようだ。大鷲などの姿も見られる場所だったのに、この日は丹頂しかいなかった。







でも、遠くに見えるデカイのは・・・・・あれは エゾ鹿のようだ。
ズームアップしたら私の視線を感じたのか急にこちらを向いた。



「何だよぅ、文句でもあるのか?」とでも云いたそうだ。

いやいや、文句はありませんが、できればメス鹿と仲良くしている写真が撮れないかと思い 鹿さんに「発情光線」を送る私。

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★車中泊の旅(前回の続き) 奈良 編

京都もそうだが、私にとって奈良には特別な思い入れがある。

病気で高校の関西を巡る修学旅行に参加できず、皆が旅行で楽しんでいる時、一人で登校し教室でポツンと孤独の自習をしていたのだ。

だから関西には一人置き去りにされたと云う悔しくて悲しい記憶しかなかったのだ。

それが、京都の学校に入学できた時には、遅れて来た修学旅行生的な感覚があった。

そう、関西の旅は私にとっては人生のリベンジなのだ。

歴史好きの私は休日に京都の街を歩く度に見つける池田屋跡とかの碑を見つけるだけで感激の連続。蛤御門なんてのがさりげなくあるのが京都なのだが、私は一人で興奮していた。

クライマックスは、小路を抜けた時に偶然見つけた本能寺。もちろん当時の本能寺は焼失しているので再建され、少し場所を移していたらしいのだが、寺の裏にはきちんと信長と森蘭丸の墓と云うか供養碑もあって凄く凄く驚いた。

それなのに、全く興味なさそうに歩いて行く京都の人々。

私は誰彼なく「本能寺だよ、あの本能寺がここにある」と呼びかけたいのを堪えた。

休みの度に繰り返す 一人修学旅行。高校の同級生が記念写真を撮っていた嵐山にも金閣寺にも出掛けた。

それがある休日、寮の同級生に「奈良へ行かへんか?」と声を掛けられた。

交通網が脆弱な田舎町に住んでいた私は奈良が日帰り圏内にあるのを知らなかったのだ。

友人に教えられるままに近鉄に乗車し40分程で到着した近鉄奈良駅。
思えば、私の旅好きの第一歩は あの時に始まった。

その奈良の地へ今回は車でやってきた。

民家の屋根越しに見えてきたのは東大寺の大仏殿に違いない。





(奈良だ、奈良だよ、また奈良へやって来られた)





私は一人 心の中で叫んでいた。