※先日の続き
春国岱(しゅんくにたい)を出るとすぐに温根沼大橋を渡る。
この橋が根室市街への境界で起伏のある直線道路沿いにはパトカーが目を光らせていることが多い。
カニのことは帰りに考えることにして、先ずは腹を膨らませるために根室のソウルフードであるエスカロップを置いてある「どりあん」へ行った。
エスカロップはタケノコが入ったバターライスの上にトンカツが載りドミグラスソースを掛けたものだ。
エスカは何回か食べたことがあるので、私はボンゴレトマトのパスタ。スリスリはエスカのカツに自信を失くしてオリエンタルライス。ルンバはオムライス。
それぞれを美味しく頂いて、せっかくなので最東端の納沙布岬まで行くことにした。
根室半島の外縁を走る道路の脇に生えている木は強い風にさらされるからか丈が低い。
鯉のぼりが揚げられている家を見て「こどもの日」が近いことを知った。
さて数年ぶりの納沙布岬。3.7キロ沖に見えている傾いている貝殻島灯台はロシアが占拠していて、その奥に見えるのは水晶島だ。
漁船を守るように展開している海上保安庁の巡視船が見えた。
雪を被って見えているのは国後島の山々だ。
私はブログでは政治的なことや宗教的なことを書かないのだが、この地に立った時だけは声を大きくして言いたい。
「北方領土を返せ!!!!!」
歴代の外務大臣や北方対策担当大臣が訪れているのだが、何の役にも立っていない。接待のカニを腹いっぱい食べて帰っただけだ。中には歯舞群島を読めなかった大臣がいたことを思い出した。
納沙布岬灯台は、沖縄のマイフレT代さんから「絶対行きたいのウッフン」攻撃ににあって、色気に弱い私にハンドルを握らせて辿り着いた所でもある。
残念ながらあの日は暴風雨で島も何も見えなかったのだが、それでもこの灯台の前に立って嬉しそうに写真を撮っていた彼女の姿を思い出した。
「T代さん、晴れていたらこんな風に見えるんだよ」と教えたくて何回もシャッターを押した。
※さらに続く・・・・・かも。