一昨日書いた「厚岸毛がに祭り」には続きがあった。
どうしてもカニを諦めきれず、厚岸大橋を渡って道々123号を通ってカニの本場、根室へ向かうことにしたのだ。
このルートには、末広(まびろ)、散布(ちりっぷ)などの難読地名が続く。
火散布(ひちりっぷ)沼に浮かぶカラーの浮き球は、ウニの養殖に使われているらしい。
沼の上に散らばる人達はアサリでも採っているのだろうか。
有名な景勝地、琵琶瀬展望台へ到着。
眼下に見える霧多布湿原と琵琶瀬の集落は、今は栃木で頑張っているマイフレ トマトさんの故郷だ。
そして海側には平成6年の東方沖地震で形を変えてしまった窓岩が見える。
ここにあるドライブインで昆布ラーメンを食べるか、それとも少しガマンして根室のソウルフード、エスカロップを食べるかで つかの間の家族会議。
会議と云っても大抵はルンバのひと言で決まるのだが・・・・・
そのひと言に従いそのまま根室へ向かうことになった。
もう少し暖かくなると白いワタスゲや黄色いエゾカンゾウが咲き乱れる湿原の横を素通りして、先ずは不二子ちゃんに逢うためにJR浜中駅へ立ち寄った。
無人駅には数時間に1本しかない列車を待つ人の姿。多分ルパンⅢ世のフアンなのだろう。
「この駅で久しぶりに人に逢いましたよ」と云ったら大笑いしていた。
さて根室は遠い。
行くのはやめようかなぁ・・・・・と思いながらも根室へと車を向けた。
(多分、根室編へ続く)