雲の中に隠れている岩木山を諦め、代わりに「鶴の舞橋」へ行くことにした。
彼女は初めてらしく気持ちが高ぶっているのが分かる。
アジサイが咲く道を通り橋が姿を現した途端、彼女は落ち着きが無くなった。
まるでオチッコを我慢している少女のようだ。

小雨の中、歩きながら何度シャッターを押したか判らない。
彼女のレンズに私が入らないようにと気を遣う。



ここも有名なロケ地だ。だから橋を渡りながら突然始まったサスペンスドラマ。

「大丈夫、きっとお父さんは喜んでいてくれていると思うよ」と私の台詞
「そうかしら・・・それなら嬉しいのだけれど・・・」と見事に返す主演女優のT代さん。

そしてお互いの演技を褒め合い大爆笑。
今日も楽しい一日になりそうだ。