今朝起きて行くと、いつもは「オハヨー」の挨拶も交わさないルンバが珍しく笑顔。
妙に愛想が良い。
こう云う時には絶対何かがあると身構える私。
わざと、いつもより不機嫌な表情でソファーに座り、少し背を向けて新聞を広げた。
「ねぇねぇ・・・・・」と早速話し掛けてきたルンバ。
いつもより声のトーンを上げ、できる限りの甘い声。
さすがにウッフンは効果が無い年齢だと悟っているようで、垂れ気味の乳を武器に使うつもりは無いようだが、もしウッフンされても私だって困るのは事実だから、まぁその点はお互いに理解できている。
で、何が云いたいのかと眉をひそめていたら、毎日何回も使っている血圧計の電池が切れたとのこと。
電池交換の方法は教えていたのだが、2個使う単4電池を持ってきて古いのを外したのは良いのだが、テーブルに置いた途端、どれが新しくてどれが外した古い電池だか分からなくなったらしい。
あまりの馬鹿馬鹿しさに唖然。
100均で買ってあった電圧計を取り出して一個ずつ測定。
新しい電池を選別して血圧計にセットし私の作業はオシマイ。
(へぇ~~、そんなモノがあるんだ)と感心したルンバの声は、元の冷え冷えとしたトーンに戻っていた。