先月、札幌近くの中山峠で吹雪映像のニュースが流れた時、まだこちらは大丈夫と思っていたが、昨年の日記を見ていて冬タイヤへの交換が昨年は10月25日だったことを知ってから急に落ち着かなくなった。
暦は既に11月。
ついに待てなくなってジュニアへ「お願い」のLINEを送った。
昨日、コンプレッサーやトルクレンチなど工具一式を持参でジュニアが来宅。
「ジャッキはある?」と訊かれて車内を探したけれど、最近の車はタイヤの製品向上と燃費を良くすることを目的に車重を軽くするためジャッキどころかスペアタイヤでさえ積まれていないことを知り驚いた。
もしパンクをした時にはどうするのか、パンクを何度も経験し道路脇でタイヤ交換をした経験がある私の世代は心配になるが、今は携帯でJAFへ連絡するのが普通なのだそうだ。
手慣れた調子で作業を進めるジュニアの横でただ見ているわけにはいかないので、交換するタイヤを運びナットを手渡す。
外した夏用タイヤを袋に入れて物置の棚へ積み上げる作業が老体には辛い。
本当はヒーヒー云いたいところ、歯を食いしばってタイヤを棚へ上げて無事に作業終了。
さぁ、これで雪が降っても大丈夫と思った所で気力が失せた。
「疲れた。体調が悪い」と云ってソファーに横倒し。
半分死人のようになった爺ちゃんを、「まだ半分は生きている」と確信した婆ちゃんは、冬用タイヤを履いたばかりの車に乗り、自分でハンドルを握って買物へ出掛けて行った。