最近気が付いたことがある。
もう70年以上生きているのに、今頃だ。
家の2階には暖房が無い。
移動して使えるパネルヒーターとか電熱暖房器はあるけれど使ったことは無い。
一日中マイナスの気温になる日の多いこの時期。
太陽の光が入っている日中にベッドメーキングを済ませ、寝る1時間程前に電気毛布のスイッチを入れておく。
オヤスミナサイを云ってから冷え切った階段を急いで上がり、ヌクヌクになっているベッドの中に滑り込むのだが、私は眠る前に必ず読書をする。
枕元に置いてある栞の挟まった本を手に取り目には老眼鏡。
しかし数分後には手が冷え切ってしまう。
右手に持っていた本を左手に持ち替えて右手は布団の中へ。
そんなことを繰り返していて気が付いた。
ずーっと冷気に晒されている顔が全く冷たさを感じていないことを。
でも手で触れてみると顔は氷のように冷たい………不思議だ。
面の皮が厚いからだろうか。
それとも感覚が鈍いのか❔
で、手が冷たくて本が読めないとルンバに云ったら「手袋を穿けばよい」と云われた。
ナルホド。
と云うことで、今夜からは手袋着用で布団に入ることになった。