3年卓上日記を書いている。
2冊目だから、使い始めてから4年目に突入したことになる。
小学生の時に夏休みの宿題で書かされた日記帳は、何を書いて良いのか書くことも見つからず、毎日の天気さえ書かずに放っておいたので、夏休みの最終日にとりあえず天気だけでも書こうとしたのだけれど、数日前の天気を記憶しているわけもなく、「多分」の繰り返しで適当に記入した記憶がある。
そのテキトー人間の私が人生の終盤になってやっと改心したのか書き続けている3年日記。
忘れずに書くことは毎日の気温と血圧。あとは診察予約日。
体調が悪い日には「不快感」の文字。
そうだ、昨日は体調が良くなかったのだった。
青いマーカーが塗られるのは悲しい出来事。涙の色だ。
最近では西郷輝彦さん逝去と云う文字にしっかりとマークされた。
黄色のマーカーは忘れてはならない「何か」
朝起きて血圧を測ろうとして日記帳を開いたら黄色のマーカーが塗られた文字を発見。
そこにはLOWSON=カレーパン、煮卵の文字。
そうだった、今日は あの番組「おにぎりあたためますか」で大泉洋チームと戸次重幸チームとが考え抜いて作ったカレーパンとドライ卵の発売日だった。
血圧なんか測っている場合ではない。売り切れる前に買わなければ。
顔も洗わずマスクを着けて着替え、いつもはボーッとしているのに必死の形相で外出の用意をしているのを、何事だろうと見つめるルンバとスリスリ。
「ちょっとローソンへ行ってくる」と云う言葉だけを残し、昨日は体調が悪いと云っていた爺さんが勢いよく玄関を飛び出した。
そして手に入れた大泉洋チームがプロデュースした揚げていないカレーパン。
その中にはヒングと云う聞きなれないスパイスが使われている。
これは悪魔の糞と呼ばれる強烈な、多分ウ●コに似た強い刺激臭のスパイスらしいが、不思議なことに料理に使うと全く別の香りに変わるらしい。
一方の戸次チームが考えたドライ卵は、選び抜いた出汁に浸けた燻製卵。
どっちが美味しいか?
それは……まぁ、試してみて(笑)