北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

車中泊はガマンとの闘い

2015-10-09 19:44:35 | 旅行
車中泊の方法には色々あるだろうが、宿泊地に到着してからゴチャゴチャと動き回るのではなく、走行前からベッドも八割は完成させておいて、
暗くなったら荷物を少し動かしてカーテンを閉じ、ゴロンと横になりグーグーと眠られるようにしておかないと周囲の方に迷惑がかかる。

灯りがあまり届かない平坦でトイレから少し離れた場所に車を置き、夕食を食べてグーグーの予定だったが、後から隣にとめた車がウルサイ。



カーテンの隙間から見てみると二人で荷物を大移動し大忙し。
その度にドアをバタン、スライドドアをギ~~バタンと開け閉めを繰り返すので騒音をまき散らしている。

やっと静かになったと思ったら、思い出したようにギ~~バタンが繰り返される。

辛抱強く優しい私はイヤホンを耳栓代わりに眠ろうとするのだが、そのうち人声が沢山加わった。
今度は何だろうと思ったら「ギ~~バタン」の車は犬連れらしく、車の後ろに小さな箱を置いて犬小屋代わりにしている。
それを見つけた人たちが「あら可愛い」と沢山集まっての大集会。



キャンプ場で宿泊した方は経験があると思うが、テントの外の音は意外に大きく響く。

それでも心優しい私は じっと耐えて 頑張って眠った。

トイレに起きた私。暁の気配が漂う中 車に戻る前にワンチャンを観察したら
箱の中から震えながら出てきた。

だから今度は私が「あらら、可愛いでちゅねぇ。こんなに震えちゃって寒いの?
今朝は冷えたからねぇ」と車の中にまで良く通る声で可愛がってあげた。

さて、日の出と共に出発だ。
車のドアをバタンと閉め ワンちゃんに別れを告げ日本海へ向けて走り出した。


明日の日記には、久しぶりにジェームスが登場予定。ファンの方、お楽しみに。

鐘の鳴り響く町

2015-10-08 17:30:21 | 旅行


「鐘のなるまち」とロゴが入った大きなアーチが出迎えてくれた秩父別。

昔は道の駅なんてなかったが、住宅街の中に広いキャンプ場があって子連れで一度泊まったことがある。
キャンプ場は縮小されたものの今でもあるようだ。

問題は、この鐘だ。



鐘の鳴る街と銘打ってあるので鳴らさないわけにはいかないのだろうが、朝6時に鳴り響く。

それもカランカランとかカンカンとか優しい響きではなく、グワングワンと脳味噌を揺らすように頭の中を掻き乱す。



キャンプの時は早朝からの騒音にテントの中で耳穴を塞いだのだが、6時の時報なら6回ガマンすれば鳴り止むだろうと思っていたのに、
記憶に間違えがなければ10回は鳴っていたように思う。

その鐘が まだ立派に健在のようだ。

「鐘の鳴る街」が自慢のようだが、住民からは もう「鐘の鳴らない町」にして欲しいと要望が出ないのだろうか。

一年中 休日も「グワングワン」を聞いていると、慣れてしまって何とも思わなくなるのだろうか。

余計なお世話と云われるかもしれないが、100円ショップでも目覚まし時計は売っているし携帯にもアラーム機能はあるのに
「鐘の鳴らない静かな町 秩父別」にはならないのだろうなぁ・・・・

午後6時にも鐘が鳴ると聞いて ここでの車中泊を敬遠し北竜町へ向かった。

頑張って走ったのに

2015-10-07 16:16:11 | 旅行


美瑛から片道35キロも先の山奥のどん詰まりにある天人峡温泉へ向かった。
入浴するためではなく、有名な「羽衣の滝」をカメラに収めるためだ。

トンネルを抜けて やっと天人峡の駐車場へ到着。しかし様子が変だ。

本来なら15分程歩いて滝の見える場所へ行かれるハズだが、遊歩道が崩落して通行止めと書いてある。



この温泉へ来る人は 渓谷美と羽衣の滝が目当てなので、これが見られないなら来る客はいないだろうと思ったが、それで寂れてしまっているのかも知れない。



35キロも走らせる前に、道路の片隅に「羽衣の滝へは行かれません」と書いてもよさそうなものだ。

怒りに燃えて道を戻り旭川へ向かう


途中にあった道の駅「ひがしかわ道草館」で館内をウロウロしていたら「羽衣の滝へは行けない」の表示。






(美瑛からのルートには一切表示がなかったのに・・・・・)と怒りが倍加。

食い物で怒りを鎮めようと北海道三大ラーメンの一つとなっている旭川ラーメンを食べにラーメン村へ向かった。私が入ったのは梅光軒。



周りが味噌野菜を食べている中、私は頑なに醤油味を注文。札幌は味噌。函館は塩。そして旭川は醤油なのになぜか周りには味噌を注文する人が多い。
(あっ、ついでに 釧路ラーメンは魚介スープと極細縮れ麺が特徴だからね)



富良野のラーメンも旨かったけれど、旭川もかなりイケる。
完食後、全8軒の店を周り 次に来た時のためにと店を品定めしておいた。





旭川を出て 深川の道の駅で「そばめし」なる弁当を購入。
考えてみたら、家を出てから朝食を覗いて 蕎麦とラーメンの繰り返しだが買ってしまったものは仕方が無い。結局これが夕食になった。





さて、そろそろガソリンを入れておこうと一生けん命旗を振っているスタンドへ誘われて給油。
「20リットル以上の給油で卵10ケプレゼントです」と言われ必死に入れるが19.6。車を揺すってチョロチョロ入れて19.86。
見ていた店員が 「ここまで頑張ったのですから差し上げます」と私の努力と根性と訴えるような眼差しに負けて卵を渡してくれた。
ギャハハ・・・・やったね

これで少しだけ 機嫌がなおった。

青い池

2015-10-06 21:08:02 | 旅行
前回の美瑛の続きです。
捨てるのはもったいないので、遅ればせながらの投稿です。


港町に住んでいるので漁師さんが朝早くから船を出していることを知っているが、農家の方の朝も早い。日の出と共に畑に出て玉ねぎの収穫を始めている。



しかし、それにも負けないのが車中泊族の朝だ。
陽が昇る前からトイレへ行って、ウエットテイッシュで顔をゴシゴシしたら出発だ。

今日は 最近人気が沸騰中の「青い池」へ初めて行ってみるつもりだ。

心の何処かで 「青い池」なんてニセ物じゃないのかと云う声が聞こえる。

温泉だと云いながら入浴剤を入れていた温泉旅館があったが、似たようなものじゃないのかと疑い深い私はオレオレ詐欺に立ち向かうような意気込みで車を進める。

道路標示には早朝なのに「青い池付近渋滞」の文字。走っている車なんか忘れた頃に通るだけなのに、この渋滞表示だって怪しい。

真っ直ぐな道を走って 走って やっと「青い池」への入口到着。

本通りから入ってすぐに駐車場があったが、どこにも渋滞はなかった。



ホラ見ろ、こんな朝から渋滞なんて・・・と思ったが私が一番乗りではなく先客が10台ほど。
山の中に一人では怖いので少しホッとしながら林の中に入った途端「青い池」はあった。



少し青味がかった池ではなく、完全に青だ。入浴剤的な青のようにも見える。



どこかに空の容器でも捨てられているのではないかと疑ったが、でも池の大きさがかなり大きい。銭湯の風呂とは比較にならない大きさなので、これに入れる入浴剤は とてつもない量になるに違いないと思った段階で、これは入浴剤ではなく自然の色なのではないかと信じ始めた。



池の奥の方を美瑛川が流れているが、目の錯覚か川の水までが青く見える。



しかし、せめてこの「青い池」のネーミング、何とかならんもんじゃろか。
ブルーナントカとか英語が無理ならアイヌ語で何か良い名前にならんもんじゃろか。
美瑛にはセブンスターの木とかマイルドセブンの丘とかあるんだから、ここはやっぱりバスクリンの池とか・・・・・

でも バスクリンはマズイか・・・・。

モゴモゴの夜

2015-10-05 21:00:35 | 日記
人の名前と顔を憶えるのが苦手な私。

札幌の親戚が亡くなったと云っても、本当に親戚なのか親が親しかった単なる知人なのか不確かである。

親戚関係に最も詳しい両親は既に他界してしまい、その葬儀の時にもこの方は遠路訪ねて下さったので、関係が不確かながら、
私が子供の頃から時々家に来て 私のことも「●●ちゃん」と可愛がってくれた方でもあり、最後のお別れをするために札幌へ車で向かった。

10年程前に札幌へ行った際に、一度家へ寄らせて頂いたので喪主である奥様の顔は見れば思い出すかも程度の記憶。

知らない方ばかりの寺で一人だけ顔見知りを発見。同じ町に住んでいる親戚だ。

「あらあら、タブちゃんも 来てくれたのねぇ・・・・」と感激している所をみるとこの方も親戚らしい。
と云うことは、親戚の親戚なので、やはり私も親戚と云うことだ。

「友達の友達は皆 友達だ。友達の輪」のフレーズが頭をめぐる。

その内、食事が用意されたので、私は遠慮したのだが、その顔見知りの親戚の方は「良いから、良いから座りなさい。親戚なんだから」と椅子を勧める。

その「良いからオバサン」、手当たり次第に人を紹介する。

「ほらほら、この方 小樽の●●さんよ」
私は丁寧に(適当に) 「あぁ、それは それは ・・・◆△●※」
初めましてと言って 初めてではないかも知れないので モゴモゴで誤魔化す。

「ほら、◆の娘さんよ。今札幌なの」
私が首を少し傾げると
「私 ◆の 佳代子の妹の▲子です」
私は佳代子と云う名前に記憶が無いものの 「◆佳代子さんの・・・・それは、それは・・・・モゴモゴ」と丁寧に挨拶。

その内、顔に記憶がある方を見つけたので、喪主の奥様に違いないと思い
「この度は・・・・、お疲れでしょう・・・」と丁寧に挨拶したが、どうも話が噛み合わない。喪主ではなく同じ町に住む別の親せきの方だった。

適当に話を切り上げて、今度こそ本物の喪主の奥様に挨拶。


坊さんのお経はモゴモゴだし、司会の方もモゴモゴで、結局最後までよくわからなかったが、きちんとオジサンには別れを告げて通夜を終え会場を出た。

知らない町をナビの指示通りに走ったが、恵庭の手前で交通渋滞。事故で道路封鎖されたようだ。

止む無くユーターンした途端、ルートが違うとモゴモゴ云い始めたナビを黙らせて車中泊の場所を探すために 延々と夜道を走り続けた。