中国では口紅王子とか云う妙な人に人気があって、自ら口紅を塗る姿を放映し3時間で9億円を売り上げているそうだ。
リップクリームでさえ塗ったことの無い私。そしてその向かいには口紅も塗らないスッピンのルンバがいる。
普通の女性はスッピンの顔を見られるのが嫌で、「見ないで」と云って恥ずかしがるのが可愛いはずなのに、彼女は堂々としている。
もしかしたら女性では無いのか、チ●チ●が生えているのではないかと思える程色気の欠片も無いが、記憶では・・・・・確か、チ●チ●は無かった。
彼女が塗るのは安い化粧水程度。でもそれが命のようで、残りが少なくなるとスーパーへ買い溜めに走る。
そう云う私も、数年前にクリスマス用に買った眉ペンを見つけて数日間悪戯を続けた。
鏡を見ながら毎朝四苦八苦。眉を描くのは難しい。
どんどん濃くなって、ついには「クレヨンしんちゃんみたいだ」と大笑いされた。
その日、灯油配送の方が来宅し私が玄関で応対したのだが、私の違和感あるしんちゃん眉を見てはいけないモノだと察した配送の方が、思いっきり頑張って視線を上に向けないようにしていたのを思い出した。