上野に来ると、楽しみは焼肉だ。此処は都内でも指折りの焼肉店が集中している地域だ。チェーン店とは違い、小汚いがそれぞれが独自の味わいを持つ店ばかりだ。
かねてからの約束で、浅草に工房を持つ帆布の細野君、職人仲間であり、今はダイエット仲間である。彼はミクシイにダイエット宣言して今が20日、6キロの減量をしている。確かに以前あった時より、一回り、二回りスッキリしていた。もう一人、竹細工の後輩で、同じく浅草で竹屋をしている近藤君。二人とも、礼儀もあり、誠実な生き方をしている、好感の持てる青年達である。
3人で今にも倒れそうな長屋の一軒「東京苑」に行った。見るからに汚い焼き機も古い卓上の小さなガスコンロ。ホルモンを焼くと部屋中煙だらけである。小奇麗な洒落た雰囲気で、無煙ロースターとは正反対。しかし、出てくるお肉は新鮮で旨い。
ビールに キムチ、ナムル、レバ刺。メインのお肉が来るまでのおつまみ。本当は「子袋の刺身」が食べたかったが、本日は仕入れが出来なかったそうだ。たまたま、タイミングが合って新鮮な子袋が入った時だけ出される物だ。うーん、残念。
お肉にカルビ、ホルモン、子袋を2人前ずつ、もっちりとした肉感。口に頬張ったときにトロケル甘さが何とも言えない。今日は一日「ダイエットは置いといて!」と言いたくなる旨さである。あまりの美味しさに子袋2人前追加。「激辛もやし」を頼んだら、これも中々お奨めである。ナムルの大豆もやしに青唐辛子の千切りが混ぜ込んであり、口にすると後から後から辛さが襲ってくる。写真は「激辛もやし」と「厚みのある子袋」。