昨日の夕方から、水が出なくなってしまった。突然出なくなってしまった。15年ほど前にボーリングしたのだが、その時は「100軒分くらい生活できるほど水量はありますよ!」と言われ、水が出たときは妻と抱き合って喜んだものだ。しかし、地面の中で何が起こっているのか?地殻変動が起きているのか?地中を怪獣ゴモラが通って我家の水脈に穴を開けたのか?皆目判らない。ただ、昨日の夕方から突然枯渇したのだ。
慌てて、15年前に掘ってもらった井戸屋さんに連絡した。井戸屋さんは簡単に考えていた様で「恐らくポンプの電気系統が悪くなったのだろう?」くらいに思っていたようだ。電気屋さんが来て、テスターでテストするが電気系統に異常なし、渇水ランプが点滅しているので水位が下がったのだと言う。現在45メートル付近に水中ポンプが入っているのだが、その深さまでも水位が無いと言うことか?「えー、マイッタ!」井戸屋さんも「45年掘っているが、こんな突然枯渇するのは初めてだ?」と首をかしげている。地面の中の事は神のみぞ知る。
水が出ないのでお風呂はもちろん、炊事,洗濯、はたまた水洗トイレなのでトイレにもいけない。取り合えず、妻の実家に行き、お風呂と晩御飯を食べてきた。工房も臨時休業である。明日は間に合わせで井戸屋さんが500リットルのタンクに水を入れて持って来てくれる、当面、あと10メートル現在の水中ポンプを下げ、様子を見ることにした。それでも、水が出ない時はもう一度ボーリングし直す事になる。「目まいがしてきた。」「神も仏も無いものか!」と、しかし、1時間もすると呑み込めるものだ。「年の初めにこんな事があるのは、今年も頑張りなさい!」と天からの試練というか、エールの様な気がする。「誰かが病気や事故にあった訳では無い!」「神様は乗り越えれる人にあった試練を与えるのよ!」かえって、こんな事があると何気なく使っている水や電気のありがたさに気付かさせてくれる、家族全員で困難に向かっていける、などと良いこともあるのだ。
「よーし、今年も頑張るぞ!」