高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

衰え・・・・・

2010年08月13日 06時33分13秒 | 家族

最近、毎日母親から電話が掛かってくる。

「もしもし、俺だけど、何か用だった?」と聞くと、

「あれっ?どうして、あんたが出るの?」と言う。

今年の4月に、母親に携帯電話を持たせたのだが、未だに、操作方法が判らないようだ。もともと、機械物に縁の無い生活をしているのだが、これほど、覚えることが出来ないのか?と思うと、寂しい気がする。

私の中では、「ちょっと惚けた性格ではあるが、頭の良い人で、何事にも頑張りや!」というイメージであったが、最近の衰えにはびっくりする。

今年の4月に母親から電話があり、「お金が無くなっただの、通帳が無くなっただの」と、変な事を言い出しだ。慌てて名古屋の実家に帰り、状況を把握しようと、あれこれしてみたのだが、その中の一つが、携帯電話を持たせることだった。

一番操作の簡単な、携帯電話を選び、最初に私の電話番号も登録しておいた。
「まず、1番を押すと、私の電話番号が出るから、次に通話ボタンを押すと呼び出すから、話し終わったら、切るのボタンを押すだけだからね!」

他の、メールをしたりする動作は難しいので、一切教えず、「この三つのボタンさえ覚えてくれればと思うのだが・・・・・・・」  3ヶ月以上経った今でも、この三つの操作が覚えられないようだ、・・・・・寂しい。

認知症では無いか?と、脳神経科でCTやMR検診もし、先生の診察にも平気で答えている。診察結果は、「多少の衰えはありますが、80歳を過ぎていれば、当たり前でしょう」と診断された。

しかし、オカシイ?

実の母親が衰えていくのは、何とも言えない気持ちであるのだが、現実と受け止め、これから如何、生活設計をしなおさなければ為らないのか?考える時期が来た。

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コメント (2)
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