高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

階段を登っている感覚 19段目

2010年09月19日 04時15分52秒 | 階段を登る

「お客様が欲しいと思う事をする」
この短い言葉の中にすべてが詰まっている。
お店とお客さまの関係でなく、相手が「自分の親しい友人だったら、こんな風にしてあげよう」と思う事をしてあげるのだ。

どうも、こんな所は私よりも、妻の悦子や薫さんの方が、細かい所まで、痒い所に手が届く様に気が付くのだ。どうも、こういった事は女性のほうが得意な様な気がする。
問い合わせのメールを、相手の立場に立って丁寧に返事を書くのも彼女たちの方が、圧倒的にお客様の共感を呼んでいる。
送られてきた箱を開けた時、「うわぁー、うれしい!」と思って貰える演出を考え出すのも、彼女たちである。

私の所では、プレゼント包装した物には、中身が判る様に、お箸に彫った文字の写真を添えて送っている。送り先が違うところには、差出人あてにメールに添付して。
これは、一手間、二手間、余分に手間が掛かるのだが、お客様から一番お礼のメールが帰ってくるのが、この写真添付に関してである。

多い時には、一日に100セット以上発送するときもある。そんな時、写真を撮り、印刷して、一つずつ蓋に写真を貼り付けて、などと大変な時間をとられるのだが、それ以上にこちらの仕事に対する思いを汲み取ってもらえるのだ。

こういった、細かい積み重ねでリピーターになって頂き、最後にはファンになって貰う。

以前にも、書いた事があるのだが、新規のお客様を獲得するには、広告を打って呼び込み、購買して頂くには、相当な経費と労力を使うのだが、自分のお店に興味を持っていただき、一度購入していただいたリピーターに訴えるほうが100倍確率が良いのだ。
「如何にリピーターを増やしファンを作っていくのか?」その為には、

「お客様が欲しいと思う事をする」
この短い言葉の中にすべてが詰まっている。

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