高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

耳かき

2011年12月05日 07時12分56秒 | 職人仲間

職人展には、いろんな職種の商品を見ることが出来る。

アクセサリー・衣類・焼き物・家具・etc・・・・広く一般的な家庭用品から、反対に「こんな物でも、成り立つのか?」と思ってしまう様な物もある。

焦点を絞りに絞って、ピンポイントのお客様に提案している作品だ。

今回の出店業者の中に、愛知県の碧南市で「耳かき」を作っている加藤さん、

Cimg0899 作品は耳かきだけである。安い物は3000円くらいから、高い物は〇万円する物まで、耳かきの素材は「煤竹」である。茅葺屋根の骨組みとして、何十年も囲炉裏の煙で燻された竹である。

煙が直接当たっている所は、濃い色に、縄が巻かれていた所は少し明るい色に、その風合いで、竹の表情が変わってくるのだ。

Cimg0917 加藤さんは、50歳まで公務員をしていたそうだ、公務員時代に、竹の色が年月とともに、美しく変わって行く事を知り、

「竹を使って、自分でも何か作りたくなった」そうだ、

趣味で作り始めた「耳かき」を東急ハンズのハンズ大賞に応募したら、見事に受賞してしまった。

好きこそ物の上手なれ!と、云いますが、もと、公務員。趣味が嵩じて職人の世界に入り、耳かきだけを作っている職人になったのだから、世の中面白い。

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