高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

海老で鯛を釣る

2014年07月13日 07時07分54秒 | 職人仲間

今回の相模原伊勢丹の催事でお隣さんは、福島県から来ている桐下駄の黒澤君だ。
がっしりとした体格で、俳優の
坂口憲二似のイケメンである。
初日の朝、「一週間、隣で宜しくお願いします。」と、
礼儀正しい青年で好感が持てる。
ちゃんと、挨拶の出来る事は、当たり前のことであるが、清々しい気持ちにさせてくれますね。

Img_0993 私の息子たちにも、常々言っていることだが、

「いろいろ、難しい事は覚えなくても良い!最低限、「ハイ!」と返事が出来る事と、気持ちよく挨拶できる事」それだけ出来れば充分だと言っています。

少し、話を聞いてみると、プロ野球選手を目指して、頑張っていたが、肩を壊して夢をあきらめ、家業の桐下駄の世界に入って来たそうだ。

現在はご両親と3人で、全国の催事を回っているそうだ。

あまりにも、気持ちが良い青年なので、彼の名前を彫ったお箸を作ってあげた。

すると、代わりに、こんな下駄が帰って来た・・・・。

Img_0970
まさに、海老で鯛を釣るとはこの事ではないか・・・・・(;^_^A

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