高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

屋根の改築

2015年10月08日 08時30分58秒 | ログハウス
我家を自分で建てて、25年が経過しています。

時たま、隙間風が入ったり、床に置いてあるボールなら、必ず、何処かに転がったり・・・・・と、色々ありますが、

以前から、気になっていた屋根のひさしが、長年の重みで相当下がっていました。

これは、ひさしの重みだけでなく、ログハウスの壁の沈み込みにも、原因があります。




こんな形で、ひさしが下がっているのです。

外側の丸太は、直射日光を長年浴びて、木の収縮率が高く、一本一本の木が小さくなっており、その分低くなりました。

しかし、家の中側で積み上げた丸太は、それほど収縮していないため、ある程度の高さを保って居ます。

それで、壁面の真ん中は高いまま残り、外側の両サイドが沈んだ為、屋根がこんな形で、下がってしまったようです。

そこで、ひさしの先に、つっかえ坊の丸太を刺しこみ、ジャッキで持ち上げ、高くすることにしました。



この丸太の下に、ジャッキが付いており、まわすと高くなっていきます。

一辺に、元の高さに戻すと、長年掛けて変形してきていますから、おかしくなってしまう為、今回は半分ほど高さを上げました。

また、数年して形が落ち着いたら、もう一度高くしたいと思っています。

でも、今のプレハブ工法で立てられた家は、30年もしたら、どうしようもないほど、痛んでしまいますよね、それから考えれば、全部、無垢の杉で作ってある我家は、100年以上使えそうです。(^_^;)
コメント
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