高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

整理整頓

2008年09月13日 08時45分00秒 | 工房

工房内をもう一度使いやすくする為に、片付けをしている。無駄なものはどんどん処分していかないと、要らない物がどんどん溜まっていく。「1年間一回も使わなかった物は恐らくこれからも使うことは無いだろう。」と決断し、処分していかなくてはならない。お陰で随分スペースも出来綺麗になってきた。工房のメタボ検診の様だ。

工房や家の回りの草刈も毎日している。一通り草刈をするのに一週間ほど掛かる。役1時間、汗びっしょりになって草刈機を回すと、体にも良い運動になるような気もする。

竹を付ける水槽も、デッキブラシでゴシゴシと擦ってやると、水槽についていたぬるっとしたコケなどが取れて行く。綺麗になると気持ちが良いものだ。新しい水を張った翌日には体長7センチ(足を伸ばすときっと15センチくらいあるだろう?)ほどの、大きなアマガエルが張り付いていた。910_007 「大きなアマガエルが居る。」と、工房のメンバーでワイワイやっていると、今年入った「W」君が「それはアマガエルではありません、青何とか蛙です。」と言う。最近、この「W」君の存在が実に面白い。

工房の屋根裏には大きな青大将が居た。最近、小さな鼠が工房の中に住み着いて困っていたのでちょうど良い。青大将が鼠に引かれてやって来たのだろう。蛇は見た目が悪いだけで、危害を加えるわけでは無い。鼠の方が、箱をかじったりするので困るのだ。

小さな虫から、蛙、鼠、蛇。大きなものでは狸、イタチ、猪、鹿と自然が一杯の工房である。

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健康診断

2008年09月12日 02時38分31秒 | 健康・病気

昨日は安心院町で行っている、健康診断に行ってきた。40歳以上の住民は無料で検診が行われる。胸部レントゲン、体重、身長、尿検査、血圧、血液検査。ここまでは例年通りである。さすがに、50歳を超えると年に一度は健康診断しておいたほうが気休めになる。

今年から、新しく増えたのがメタボ対策。腹回りを測って85センチ(男性)以上は、メタボ対策を!それと、医師の診断が増えた。ここでも同じような「少し、太り過ぎですから、痩せる様に努めて下さい!」と太った医者に言われた。「要らん、お世話じゃ!お前の方が痩せんかい!」と内心叫んでいたが。

まー、本人もスマートになった方が健康的だし、見た目も爽やか、食べる量も減って経済的なので、スマートな方が良いことは重々判っている。自分なりに努力しているのに、駄目出しされると腹が立つ。

昨年の今頃から比べると10キロくらい減っている。私の場合は「春から夏の出張シーズンに太っていき、秋から冬の間に元の状態に戻す」ことになる。今年は何とか出張シーズンにそんなに太らずにセーブすることが出来たので、来春まで、あと10キロ減らすのが目標である。そうなれば、今から20年前の結婚当初の体型に戻ることになる。1年前から、やっている「レコーディングダイエット」。これは、確かに効果がある。毎日、体重と食べた物を記録する。これを習慣付けることで、無意識のうちに食事制限しているのだ。元来食べる事の好きな私には大変合ったダイエット法なのだろう。

それと、健康問題と言えば、毎日テレビで大きく取り上げられている「三笠フーズ」の汚染米問題。これは許しがたい問題である。この問題は「吉兆」「赤福」問題とは比較にならない犯罪である。中国毒餃子と匹敵する様な問題である。「毒が入っている汚染米と知っていて、国から安く仕入れ、安全な米と偽装して、酒造メーカーや食品メーカーに転売していた。」また、農水省には内部告発が以前からあり、この三笠フーズに97回も立ち入り検査をしているにも関わらず「問題なし!」としてきた、アホのボンクラ役人達。「これから、検査に行きますよ。」と連絡してから検査に行っているとは、アホを絵に描いた様なものだ。

これほどの悪いことをしていても、「食品管理、何とか」のたいした罪にも問われず、政府もうやむやにしようとしている。本来ならば、「市中引き回しの上、張り付け獄門だ。」   

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竹細工クラブ 見学

2008年09月11日 04時31分41秒 | 工房

夏が過ぎ、少し落ち着いてくると、あちらこちらから工房見学の申し込みが来る。と言うのも、8月までは私が全国を飛び回っている事と、忙しい仕事に追われている時に来てもらっても困るからほとんどお断りしているのだ。「催事が無くなって、落ち着いてから見に来てください!」と言う事になる。

910_003 昨日、見学に見えたのは、同じ大分県の豊後大野市三重町の竹細工クラブの方達である。普段は、日用雑貨の笊とか、花篭を作っているそうだが、勉強させて下さいと言う事で見学に見えた。いつも、言っているのだが、私どもでは「中国製品などを仕入れたり、まがい物を仕入れたりしていないので、堂々と全部見ていって下さい。写真を撮っても良いです。職人の顔を取るときだけは必ず、本人の了承を取って撮影して下さい。その他は何を撮ってもOKです。判らない事があれば何でもお答えします。」という姿勢でやっている。

皆さん熱心に、次から次へと質問されてくる。「このヒゴはナンボくらいですか?」と、それに対して「この、バッグを作るには巾がこれ位で、厚みがこれ位です。でも、同じものを最低100個は作らないと、人様にお出しする物は出来ませんよ!」と。

実際問題、私がデパートの催事で実演していると、いろんな所で竹細工を趣味でやっている人が見に来る。作品を持って、なめる様に見ていくので大体、「竹細工をしているな!」と判るのだが、しかし、趣味で作っているものと、職人が作っている物では、明らかに違いがある。完成度の違い、センスの違い、強度、耐久性、漆の仕上がりなど、似てはいるが、見る人が見ると明らかに違うのである。

今回も、「私の所では、染色した染料が衣服に付かないように、こう、こう、こいった事をしています。もし、お着物を着ている時に染料が着物に付いたら、責任問題ですから弁償しなくてはならない。 そうならない為にこういった事をするのですよ!」とお話しすると、「へー、全然、そんな事は気が付かんかった!」と仰る。伊達にこのお値段を付けている訳では無いのです。「訳あって、このお値段になってます。」という部分が少しでも判って頂けたらと思い工房見学を受け入れているのです。

最後に冗談半分で「皆さんは明日から、商売敵になるのですから?頑張ってください」と。

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大分県教育問題

2008年09月10日 16時01分53秒 | もんく

この2ヶ月のうち、出張であちらこちらに行っている時、「何処から来ているんですか?」と聞かれ「大分です。」と答えると「今、一番有名な!」と言われる。

福田首相の突然の辞任問題。大相撲の大麻汚染問題。そして、大分県の教育委員会の汚職の公判が行われ、毎日テレビ、新聞の一面で取り上げられている。

この、教員採用の不正、得点改ざん問題は大分県のみならず、全国的な問題である。昨日、2008年ど採用の職員から21人の不正合格者の処分が断行された。しかし、このニュースを聞いていて、どうしても釈然としない、一番処分をくけなくてはならない教育委員会の得点改ざんに加担した職員達の処分はごく僅かで、ほとんど処分を受けていない。

今まで、常態化した口利き問題。2007年までに採用され続けてきた、不正合格者はどんな顔をして教員の顔をし続けて行くのだろう?

2008年で改ざんされた人が判ったのであれば、誰が改ざんを依頼したのか?は当然判っている問題で、何故、この事にはいっさい発表が無いのか?依頼をした者は、おそらく議員であったり、公の機関の権力者達であろう、そういった事が表に出ない様に圧力が掛かっているのだろう。結局、うやむやのまま、トカゲの尻尾切りの様に、2008年の受験者が「生けにえ」の形で幕引きされる事になる。

誰が聞いても、納得できない教育現場の腐敗に本当に腹が立つ!

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平凡な日常に戻ってきた。

2008年09月09日 09時15分06秒 | 安心院

先日まで、「暑い、厚い」と感じていたのが、いつの間にか?朝晩は肌寒くなってきた。出張がなくなってきたこの頃、日常的な生活に戻ってきた。出張中ほど、毎日に変化が無いので、このブログも三日ぶりになってしまった。

ここ最近での変化といえば、次男シンラの学校へ行って、文化祭用に「四海波花かご」の教室をしたこと、今回はクラスの半分くらいの15人に教えた。15人くらいであれば楽勝であろうと考えていたが、短い時間内(約50分)で全員が出来上がる用に教えるのはなかなか大変であった。興味を持っている子もいれば、仕方なくやっているような子も、でも出来上がってみると全員が大喜びだ。まだ、中学2年生なので素直だ。教わっている時の無関心な?表情は、ただ単にコミニュケーション不足から来る所か?

私生活では、ダイエットの為、Wii FITとWii Sport を買い込んで遊んでいることである。体重管理などにはFITは大変役に立つソフトである。その中でお気に入りは「フラフープ」のソフトと「ジョギング」のソフトである。結構夢中になってやっていると汗びっしょりになっている。SPOTの中では何と言っても「ボクシング」が面白く、4~5人と対戦すると、汗びっしょりでくたくたになっている。今日は少し筋肉痛である。

工房の方では、在庫の整理整頓、新しくやり直すホームページ作り、みんなと一緒になって仕事をしながら、世間話をしたり、作業のやり方など、何気ない会話が非常に大切で、一から人間関係作りをしていこうと思っている。

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ホームページ作り 1

2008年09月06日 17時08分19秒 | ホームページ作り

着々とホームページの概要は出てくるのだが、如何せん、全員がパソコンの扱いには素人である。ページに載せる写真の中に「こんなコピー文が入ったら良いね!」「竹工房オンセのロゴを画像の中に埋め込みたいね!」「もっと、見た目に楽しく!」などなどと意見は出るのであるが、知識が付いていかない。

またまた、参考書を引っ張り出して、冷や汗をかいているが、遅々として進んで行かない。そんな中、思わぬ所に先生が居た?今年入ったばかりの和田君が、「専門的な事は分かりませんが、」と謙遜しながら言う。少し、フォトショップという画像ソフトをいじくらせて見ると、いとも簡単に、工房オンセのロゴだけを取り出し、バッグの写真の上に貼り付けてくれるでは無いか!

「ホームページビルダーは使えるか?」と聞くと「ホームページビルダーは面倒だから使いません、その代わり、自分でパソコン言語でプログラム出来る」と言う。何と、驚いた。一見、オタクっぽい雰囲気があり、「どんな竹製品が作りたいか?」と聞いた時、「フェギアの人形を乗せる台を竹で作りたい」「ゲームに使う、カードを入れるフォルダーを竹で出来ないか?」とか、聞いた時はちょっと引いてしまう様な事を言う奴だ。こちらの頭が古いので、こんな事を感じるのだろうが。

しかし、灯台元暗しで、こんなに身近にパソコンに詳しい奴が居たなんて!

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インターネット戦略会議

2008年09月05日 11時37分17秒 | ホームページ作り

竹にとっての忙しいシーズンが終わり、会期が急遽変更になった浦和伊勢丹での「大九州展」を残すのみとなった。これからは来シーズンに向けての作品作りと試作、新しい販路の開拓、そして、中途半端になっているホームページでの販売の強化!になる。今年のオフシーズンの間にホームページをリニューアルして、目標売り上げを作って行きたい。

取り合えず、担当となる妻の「悦子」とネット担当の「かおるさん」、我工房の切り札「まりちゃん」と私で 「インターネット戦略会議」と名前は仰々しいが、会議を持つことにした。この1年の間に失敗したこと、在庫の管理の問題、発送作業の見直し、販促ツールの製作、ホームページの再構築などなど、白熱した議論は延々と続く! と思いきや、「まずはお茶でも飲みながら考えましょう!」と始まった。

ネット専用の在庫棚の確保の為、2階の大掃除をした。お陰で無駄な物はドンドン始末して、作品や付属品、用度品などを取り出しやすくすることから始めた。本日は2回目の会議で、ホームページのトップページのイメージ作りを一から再検討。こうして、改めて見てみると、現在の工房のホームページは遊びの無い、教科書の様な真面目なページである。1年半前に参考書を片手に、無い知識を振り絞って私が作ったものだ。女性の目線で見てみると、いかにも「野暮ったい!」のだそうだ。

パソコン操作に不慣れな二人に、ページのアップなどは教え込むことは出来るが、それぞれのイメージについては、彼女達に任せた方が良いと思われる。9月20日にリニューアル出来るように頑張ろう!

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新聞配達

2008年09月04日 17時42分55秒 | 安心院

新聞配達と言えば、私は小学校5年生の時から、小遣い銭稼ぎに新聞配達をしていた。子供の肩に200部近い新聞をぶら下げて、毎朝、新聞を配った事は良い経験になっている。冬の寒い朝、真っ暗な中、かじかんだ手を擦りながら配達に向かう。「今日はもうサボりたいな!」と思っても、子供心に毎日待ち詫びている人達の顔が思い浮かび休むことが出来ない。

なぜ、こんな事を急に書いているのか?と言うと、私の家にもこの9月から新聞配達が届く事になったのだ。20年住んでいて新聞配達は永遠に無いだろうと思っていたが、幸運にも運送やのお爺ちゃんがアルバイトで新聞配達も始めたようだ。本当にありがたい。「南無阿弥陀仏、なんまいだー!」

限界集落(65歳以上が人口構成の50%以上の集落を言う)と呼ばれるこの萱籠地区。山間部の過疎地には新聞配達は無かったのだ。では、どうであったか?というと、新聞は郵送されてくるのだ。郵便屋さんが持ってきてくれるのだ。しかし、いつも新聞が届くのは午後3時ごろ、仕事をしているとそんな時間に新聞を読むことは無いので、結局夜読むことになる。いつも、半日遅れの情報であった。

インターネットも未だに電話回線しかないので、大切な情報を落とすのに半日係りだったりする。電話も掛けてから、半日後にしかかから無い!そんなことは無いか?

でも、どういった気まぐれか?新聞配達がされる様になった。ありがたい。朝、9時くらいに運送屋のお爺ちゃんが軽自動車に乗ってやって来る。後光が差して見えます。お爺ちゃんいつまでも元気でいてね!

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妙なアルバイト?

2008年09月03日 13時17分25秒 | 工房

今年、工房に入った和田君。まだ、半年くらいしかならなら無いので、収入的には相当厳しいものである。私の所では、分業生産はしていないので、入ったばかりであっても、一つの作品の最初から最後まで自分で遣ることになる。入って間もない彼は作れるレパートリーもまだ一つか二つ、技術的にもまだ稚拙なので苦しい台所事情となる。

そんな彼が二日半、妙なアルバイトを見つけてきた。病院で薬の試験体になるそうだ。ジェネリック医薬品の人体データを取るために、薬を服用してその薬が作用しているか?どうか?1時間おきに血液を調べるそうだ。早く、言い換えればモルモットになるのだ。

彼に、「おい、そんな薬、大丈夫なのか?」と聞いてみると、

「新薬ではなくて、ジェネリックは特許の切れた薬を他のメーカーが作るものなので大丈夫でしょう?」と言う。

本当に大丈夫だろうか?相当な不安は残るが、二日間、病院に居て、検査されるだけで7万円のアルバイト料とは。良いのか?悪いのか?その答えが出るのは何時のことだろう。

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パソコンのリカバリー 5

2008年09月02日 16時22分30秒 | デジタル・インターネット

久しぶりの晴れ間。此処の所、日本中が局地的な大雨であちらこちらで被害が出ている。私の所も、毎日雨模様が続き、洗濯物が干せないと妻が嘆いている。やっとの事でお天気になり、気分も上向きになる。

パソコンのリカバリーもほぼ終了したか?に思えたのだが、やっぱり落とし穴があった。初期状態に戻し、インターネットの設定やメールアカウントの設定など、順調に進んだのだが、最後にウィルスセキュリティーのソフトを入れようとすると、インストールできない。ウインドウズXPのバージョンが5年前の状態に戻っているためサービスパック1の設定になっている。これをサービスパック2の状態にしないとインストールできないのだ。

早速、マイクロソフトのアップデータのサイトからSP3をダウンロードするのだが、如何せん、未だに電話回線でしか繋がらない可措置である。ノロノロの回線でダウンロードしていると12時間掛かってしまった。それでも、半日かけて落としたのに、いざ、開いてみると、「途中で損傷箇所があります。」と出る。ガッカリして、マイクロソフトに電話して、SP3のCDを有料で買うことにしたのだが、何と、このCDが「到着するまで10日から2週間ほど掛かる。」と言う。「えー、いったいどうなっているの?」またまたガッカリである。2週間も待っているわけにはいかず、困った時のKさん頼み、我が工房の資材調達部長、梶谷さんに電話して、彼のパソコンでSP2をダウンロードして、それをCDに書き込んで持ってきて貰う事にした。梶谷さんの所のネット環境でダウンロードすると、私の所で12時間掛かっていたのが、5分で落とせたそうだ。ついでに、インターネットエクスプローラー7もダウンロードしていただく事に。その、CDは明日届きます。

最後の頼みの綱、上手く行きますように!

竹工房オンセ

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