ああ、やっとひらがなプリントが終了しました。長い長い道のりでした。
筆圧もずいぶんついてきたし、名前も上手にかけるようになってきた。
これから、まだまだ濁音や半濁音、拗音や撥音、山盛りてんこ盛りの一学期だけど、
がんばる。
ひらがながひととおり終了したので、毎日ひらがなテストをし始めました。
単語を言って、聞き取りで書き取りをする。
毎日の宿題と連動させて、学校の研修で教えてもらったように、繰り返しで、定着させていきたい。
それにしても、授業はもぐらたたきゲーム。あっちで、こっちで立ち歩く。
なかなか落ち着けない。
でも、特別支援という言葉がでてきて、支援に入ってくれる先生も増え、気持ちてきに楽になった。15年前の1年生のころは、「学級崩壊」という言葉もなく、「小1プロブレム」という言葉もなかった。もちろん「ADHD」も「LD」も知らなかった。
担任の孤軍奮闘であった。
チャイムで帰ってこない子をさがしにいって、教室に帰ってきたら、他の一年生の子たちがわあわあ言ってたなあ。
毎日毎日しんどかった日々だったけれど、あのときの1年生の経験が役に立っている。
そのときの子どもたちも、もう成人式を終え、社会に出て働いている子もいる。
15年前の特別支援を要したK君との懐かしい思い出のある「あひるのあくび」がまだ教材に残っている。約二ヶ月、教室で子どもたちの前で言葉を発することのなかった場面緘黙のK君。毎日毎日放課後、一対一で勉強をした。「あひるのあくび」を上手に読んでくれて、テープに録音してクラスのみんなに聞かせたなあ。
「へえ。K君の声って、こんな声やったん。」とみんなは驚いて拍手した。
今は、そのK君も大好きだった電車を毎日見て、駅員として、働いている。なつかしいなあ。