Takの山行記録とバイオリンとかAIとか

山行記録に加えて必死に練習中のバイオリン、必死に勉強中のAIについて

オプタテシケ山 画像

2016-07-18 10:47:19 | 日記

7月17日オプタテシケ山の画像です。ブログ本編と合わせてご覧ください。

17日05:30頃、樹林帯を抜けしばらく進んだ地点。高い笹原を抜けると視界が開けた。右から石垣山(1822m)、べベツ岳(1860m)

ベベツ岳左奥、太陽の直下の切り立ったピークがオプタテシケ山頂部(2012m)。この眺望が今回の最大の収穫だった。


オプタテシケ山

2016-07-18 09:29:52 | 日記

7月17日早朝オプタテシケに向かう。往復9時間、自分は今日東京に戻らないといけないこともあり、3時半には白金温泉野営場を出発。

この季節、北海道の朝は早い。3時半でこの明るさだ。そしてこの天気!

4時10分涸沢登山口を出発、道内外から多くの登山者が来ている。殆どは、昨日発、避難小屋泊まりと思われる。

登山口から1時間半ほどは、樹林帯の比較的平坦な道を辿る。途中、大岩の転がる天然公園や、苔のむした綺麗な庭園を通過、単調な樹林帯歩きを楽しませてくれる。

樹林帯を抜けてしばらく、背の高い笹原を歩くと、突然視界が開け、北東方向にオプタテシケが姿を現した。周りが晴れていても、ここだけはガスがかかり易くなかなかお目にかかれない姿だそうだ。逆光でよく見えないが、太陽の下にくっきり、その切り立った姿を確認した。

南東方向には美瑛富士が青空の下にその富士と呼ばれる由縁の美しい姿を見せていた。まさに、早起きは三文の得、である!

6時50分美瑛富士避難小屋に到着。高山植物のお花畑に囲まれた夢のような場所だ。しかし、ご覧の通り、この時間には、ガスが発生、標高1500m以上は展望が利かなくなってしまった。とはいえ、いつ、ガスが晴れるかもしれず、又、オプタテシケまでは遠く、先を急ぐ。

避難小屋から縦走路に入り、230m上り詰めると、最初のピーク、石垣山(1822m)。ここは山頂下をトラバースして先に向かう。別の写真でご紹介するが、このピークも立派なもので、立ち寄りたいものの道もなく、先を急ぐ。

ガスの向こうは、第2のピーク、ベベツ岳(1860m)


花畑の中のベベツ岳山頂。標識の名前も消えて、どこのピークかもわからない。石垣山といい、ベベツ岳といい、北海道には注目されない立派なピークがたくさんある。

8:30オプタテシケ(2012m)山頂。残念ながら、ピークはガスに包み込まれ、視界は全く利かなく残念だ。本来なら、北にトムラウシ、大雪山、南に美瑛富士以下の十勝岳連峰が望める素晴らしい場所だ。天候が安定する秋が狙い目だそうだ。



ガスの中を歩いて下ると、避難小屋を過ぎてしばらく、一瞬ガスが晴れて、2000m以下の部分が望めた。美瑛富士、石垣山、ベベツ岳。その後は、再びガスが覆い、雨となった。12:40涸沢登山口到着。ほぼタイムスケジュール通りで帰着となり、一安心。今回の旅で、雨男の称号が外れたかは、次回、検証するとして、初日の十勝岳は、残念ながら、三段山、オプタテシケと雨に当たることなく終えることができたのは、幸いであった。特に、オプタテシケは山頂からの絶景は見る事が出来なかったが、早朝の快晴下、なかなかお目にかかれないオプタテシケ山頂を遠望した事は、今回の最大の喜びだった。又、久しぶりに原始の森を歩き、大岩のアップダウンや雨でえぐれた登山道をバランスとって進む、本州の整備された登山道では味わえない山行ができた事も、嬉しかった。今日、普段痛まない場所の筋肉痛を楽しみながらブログをアップしている。
お世話になった皆さん、ありがとうございました。又行くぞ、北海道!