自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
哲学・ビジネス・雑記・洒落物など等

西 加奈子『さくら』

2006-05-18 23:52:50 | 小説

西 加奈子『さくら』(小学館)を読んだ。

昨日、帰宅中に鼻血(涙の代わりか・・・)を出しながら読んだ本。感想は本でもやっぱり幸せや悲しみは伝染するということ。著者が一生懸命幸せという形がなく掴み所のないものを「家族」をテーマに書いているのが伝わってきた。家族の温かさを感じたことがある人なら、幸せってなんだっけ、と忘れていた人もこれを読んで、自分が幼いころ味わった言葉にできない「ぽわっと」温かい陽のあたる様な感覚を思い出すことだろう。

印象に残った言葉

P.189

「嘘をつくときは、あんたらも、愛のある嘘をつきなさい。騙してやろうとかそんな嘘やなしに、自分も苦しい愛のある嘘をつきなさいね。」

愛のある嘘は自分も苦しい。


帰宅中の電車で鼻血

2006-05-18 02:22:23 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

帰りの電車の中で本を読んでいたらいきなり鼻血がポタポタッと、垂れてきやがった。

「ゲッ」と思い、道端でもらったティッシュが合ったので、それをちぎって鼻にぶっさして、そのまますかして本を読み続けた。ちなみにエ○本じゃないよ、さすがにね。

(でもやっぱり少し恥ずかしかった。特に停車するごとに客が乗ってくる瞬間が一番。)

本の内容は面白い。明日には読み終わる。