環境というテーマに国境はない。これは誰もが知っていることだろう。日本は高度成長の時代、様々な公害に直面した。今でもその後遺症に苦しんでいる人さえいるだろう。企業もそのあたりからCSR(企業の社会的責任)を意識せざるを得なくなった。企業が社会へ与える影響を誰もが再確認した事でもあった。自然は地球のものであり、人間も地球に生きている限り、自然の影響からは逃れられない。先進国ではどの国も環境問題の解決に乗り出し始めた。京都議定書はその一つ。アナン氏が顧問の方々とまとめて発表したグローバル・コンパクトにも環境問題への取り組みが明記された。
行政・政治が取り組むのに難しい部分は、NGO・NPOがコーディネーター役を果たし、企業や学校、生活者などをつなぐ。新たな組織NPOが注目を集めている。彼らは自由であり、地域の情報を持っている。彼らの行動が、新しい価値観を社会に根付かせる可能性をも秘めている。
自分は何ができるか。そこから考えたい。
自分が変わることで99対1になる。やがては98対2になる。そして95対5でも世の中は変わらないかもしれない。しかし、90対10になれば世の中は動き出す。
環境というつながりからアジアのネットワークを構築する。それには韓国、中国、日本が中心組織を作らない形で関係を強化する必要がある。
WEBが使えるかもしれない。