自己と他者 

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景気って何? 「人々の気持ち」

2006-06-14 13:58:57 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

●景気が良い=好況

●景気が悪い=不況

は何を持って表現されるのか?

1つには経済産業省の調査

1つには日本銀行の日本銀行短期経済観測(日銀短観)などがある。

1つ:資金の流通速度が速く(流動性が高い=お金が家計-企業-金融機関を早く循環すれば)、財・サービスが資金とは逆向きに早く循環すれば景気が良い=好況といえる。

2つ:景気=人々の将来(先行き)経済における現在の気持ちである。

経済学的には、主に企業(投資活動の意思決定者)と家計(個人)の気持ち。

●企業における気持ちとは、主に設備投資などの投資活動(I=Investments)意欲である。この投資意欲が旺盛ならば好況。

資金も財・サービスの循環も活発に流れる。投資が拡大すれば景気も拡大する。

●家計(個人)の気持ちとは個人の消費活動意欲である。この消費意欲が活発ということは個人はお金をたくさん使う(消費する)。ということは資金も財・サービスの流れも活発化する。

このように主に国内における景気とは企業の投資活動と家計(個人)の消費活動が活発か否かで好況か不況かが判断される。逆に可処分所得のうち貯金を多くしようと思う人々が増えると、資金、財・サービスの循環の流れは悪くなり、不況になってしまう。