自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
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教育再生委員会

2006-12-08 15:53:35 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

何を持って「再生した、再生に成功した」とするのか。誰か教えてください。

「いじめ」をなくすって、可能だと思っているのでしょうか。

教育というテーマには、誰もが自分なりの意見を持っているので、あんなに人数がいたら、まとまるものも、まとまらないよね。

委員の一人、渡辺美樹氏(私の大学の先輩にあたる)は、いじめの問題は、100%学校に責任があるとおしゃっている。

学校って、40年前は、母親も「言うこと聞かなかったら、ぶってもかまいませんので、しかってください」、と先生にいっていた。そういう意味では、躾も教えるところだったけれど、今はそんなことがない。むしろ先生がビンタはっただけで体罰という、親の過剰反応を引き起こしてしまう。そのうえで、躾までバカ親に押し付けられて、先生は大変だ。したがって、現状では、学校とは勉強を教えるところと定義できる。

親も一緒に教育する権限を先生にゆだねないと絶対にこうした状況は変わらず、いじめはどんどん陰湿になっていく。

つまり、現在のようないじめによる自殺の問題の原因は親にある。

教育委員会とPTA、何をする役割を持っているのかを自覚していない組織に板ばさみになる先生たち。

正直、今現在、「ダメな親(躾をしない)に育てられた子もダメ親になる」というスパイラルにはまっている状態だ。もう日本に期待しないほうが良いかもしれない。