結果は、みなさんご存知の通り「1対0」で南米代表チームのインテル・ナシオナルが世界ナンバー1チームとなった。
勝負の決め手は、両チームのブラジル人10番だったように見える。
バルサ10番=ロナウジーショ、FIFA最優秀選手賞、欧州最優秀選手賞(バロンドール)など、アワード多数のスター。
インテルナシオナル10番=イアルレイ アルゼンチンチームのボカジュニアーズで史上初ブラジル人として背番号10を任される特異な経験を持つ。ミスしたら、ボカのファンからどんな野次を飛ばされるか、想像絶するプレッシャーを経験している。今日見せてくれた通りの異彩を放つプレーヤー。今日の試合でこちらもスター。
しかし、今更ながら、サッカーはチームスポーツ。スターは、マーク、プレッシャーがきつく、周りの動き、特に守備陣からいかにして早く攻撃陣にボールを移せるかが鍵を握る。特にロナウジーニョへのマークは終始激しかった。
バルサは、そのためデコが独特のテンポから、おしいロングシュートを何度か放つ。
対するインテルは、イアルレイを基点にボールを散らし、ボールを奪ったら速攻を淡々と繰り返す。
結果、勝利の女神は、愚直にカウンターを繰り返したインテルに微笑み、軍配はインテルにあがった。
※久しぶりに最高のサッカーを見ることができ、楽しめた。
一流選手は、動きの連動性、パスの速さ、高プレッシャーの中での判断、シュートの正確性など、すべて圧倒的だが、注目すべきは、フェイントの上手さだと再認識。
瞳でフェイント、足首の向きでフェイント、味方メンバーの動きでフェイント、これらを一回かましたうえで、さらにフェイントなしというフェイントなどなど。
この試合では、数々の最高のフェイントを楽しめた。
それにしても、インテルナシオナルのイアルレイは、この試合で世界で知られるスターの仲間入りを果たした。