氷水ALSキャンペーンがずいぶん大きな話題になりましたね。
私はこのニュースを聞いた時日本では孫さんくらいしかやらないだろうと思った予想が見事外れました。
下のニュースにもあるように日本とその他の国では寄付に対する根本的な考え方や仕組みが違うようですね。
私は、基本的に私が寄付したお金がどのように使われたかのなんらかのフィードバックのないものは寄付しないことにしています。だってこの世の中、詐欺に騙されるリスク大で、それは騙される方が無防備と考えるからです。人様からお金を頂いて、その結果報告はしないなんて私には詐欺としか思えません。
氷水を頭からかぶると天下りが撲滅できる? | 中島聡
このキャンペーンについては、それぞれ個人で色々な考え方があると思うけど、ネガティブな批判があるのはなんだかなぁ~と思います。深刻な病気をおちゃらけた形でするのは移管という批判があるけど、そういう批判をするヒトほど、何かで困っておちゃらけたことでお金が得られるのならそれでも実行したいという切羽詰まったということを理解してないと私は考えます。
で、私は、そのようなことよりこのキャンペーンがこれほどの広がりを見せた事実に今の人達の気分みたいなものが象徴されているように思えます。まあ、マーケッターのよく使うインサイトみたいなものが潜んでいるのではないでしょうか?
私はこのニュースを聞いた時日本では孫さんくらいしかやらないだろうと思った予想が見事外れました。
下のニュースにもあるように日本とその他の国では寄付に対する根本的な考え方や仕組みが違うようですね。
私は、基本的に私が寄付したお金がどのように使われたかのなんらかのフィードバックのないものは寄付しないことにしています。だってこの世の中、詐欺に騙されるリスク大で、それは騙される方が無防備と考えるからです。人様からお金を頂いて、その結果報告はしないなんて私には詐欺としか思えません。
氷水を頭からかぶると天下りが撲滅できる? | 中島聡
米国の場合、大半は個人からの寄付によって成り立っているため、この手のイベントを使って数多くの人達に必要性を認知してもらった上で、寄付してもらうことが必須なのです。今回の ALS Ice Bucket Challenge はたまたまソーシャルメディアをうまく使って大成功したので目立っていますが、AIDS撲滅のためのマラソン大会、児童糖尿病の研究のためのテニストーナメントなどが、全米各地で毎日のように行われているのです。
一方、日本の場合、大半は政府からの補助金や財政投融資という形で行われます。そのためには国会議員への陳情などの活動が行われますが、最も効果的なのは、天下り先の提供というのが悲しい現実です。慈善団体や特殊法人の理事などのポストを政治家や役人に提供すれば良いのです(ちなみに、米国では慈善団体の理事は原則無給のボランティアですが、日本の場合は1か月に1回の理事会に出席するだけで1千万円の給与、というケースもあり、ここも大きく違います)。
このキャンペーンについては、それぞれ個人で色々な考え方があると思うけど、ネガティブな批判があるのはなんだかなぁ~と思います。深刻な病気をおちゃらけた形でするのは移管という批判があるけど、そういう批判をするヒトほど、何かで困っておちゃらけたことでお金が得られるのならそれでも実行したいという切羽詰まったということを理解してないと私は考えます。
で、私は、そのようなことよりこのキャンペーンがこれほどの広がりを見せた事実に今の人達の気分みたいなものが象徴されているように思えます。まあ、マーケッターのよく使うインサイトみたいなものが潜んでいるのではないでしょうか?