温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

解きたくなる数学読了〜面白い数学だった〜

2022-09-22 21:39:50 | 

この本も少し前に朝日新聞の書評を読んで読みたいと思って、だいぶ前に図書館に予約、確かすごい数の予約が入っていて、かつ蔵書も何冊かあったと思う。そう、それだけ人気の本ということ。
読んでみて、確かに面白かった。
本を開く。まずパラパラと眺める。問題は基本的に見開きに収まっていて、チョコレートやコップといった身近なものを使って大きく写真が示され、問題文も簡潔である。なるほど、解きたくなるかも。1問目。ま、小手調べかな。2問目。ふむふむ、あ、こう来たか。でも、これは少し数学を知らないとできないね。3問目。へっへっへ、私の手にかかればこんなもの。と、導入が終わって本編に。  難易度は個人差がある。さくさくできる人もいれば、お手上げという人もいるだろう。おそらくその中間の人が一番この本を楽しめる。1分考えて分からなかったなら、問題を頭に入れて、本を閉じる。実に、読書をやめてからが、本書の真のお楽しみ時間なのである。
内容は基本的に問題が提示され、その答えが写真や図で説明されているという内容。著者曰く、図にした方が正確な説明になるのだけど、あえてそうぜずに、写真にして、少し歪んだもので紹介しているところに意味があるのだそうだ。その歪みがあるから、問題に興味を持ち解きたくなるというのだ。なるほど!。
ちょっとだけ中身を紹介すると、下が一番気に入った問題だ。問題は読めるかな?。コインを二人で交互に取っていて、合計金額が多い方が勝ちだ。解答は、買って読んでください。
下も、同様。問題は、この写真に写っている人の髪の毛の本数が、全く同じ人が、少なくとも人組いることを証明しなさいというのが問題。
皆さん、問題を解きたくなったでしょう!。
シンプルな問題とその解法、面白かった。借りるのでなく購入して、しっかり覚えて、酒のつまみに披露したくなった。
以下の他のブログなどでの紹介のリンクをあげておきます。
解きたくなる数学 あの「ピタゴラスイッチ」制作メンバーがおくる数学問題集。魅力的な写真とグラフィックで表現された23題に、きっと夢中に。
Naaahoookooo 5つ星のうち4.0 
絵本のように子供向けかと思いきや、大人が見ても楽しめる日常と計算を紐づけた本で面白かった。 役に立った 違反を報告する 洗濯機壊れた 5つ星のうち5.0 繰り返しとは対極の思考型問題集 

発売当初に購入し一通り読んだのですが、一年近く経って改めて読んでも、やはりとても面白い本だと思いました。 一度読んだあとでも、しばらく経って見てみると新たな発見があったり、思わず忘れてしまった内容に改めて「なるほど!」と感心し直してしまうような本になっています。 数学の問題集といえば数式がただただ並んでいて、それをひたすら解く形式のものばかりですが、本書は見開きの写真に数行の問いが投げかけられているだけです。 どれくらい考えてほしいか、という目安の時間がページの隅に書かれているので、最低限その時間はじっくり考えてみると良いと思います。 問題数は決して多くないので、たくさん問題を解きたかったり、繰り返し問題を解いてきた方にとっては物足りなく感じられるかもしれません。 問題数の少なさは、むしろ思考を凝らさないと解けない、洗練された問題だけしか取り上げられていないと見るべきでしょう。 フルカラーでぱっと見は数学の本だと感じられない、今までに見たことのない珍しいタイプの本です。 数学が苦手な方や楽しみが見出せない方にとっても、手を伸ばしやすく親しみやすいポイントになっていると思います。 数学が一体なんの役に立つのか、数学に対して疑問を持っているすべての方に対して、一つの答えを投げかけてくれるような良本だと感じました。