ケンのブログ

日々の雑感や日記

どんな形でも命だけは

2020年01月05日 | 日記
昨年の暮に三菱電機の社員の方が先輩の厳しい態度を苦に自殺したというようなニュースが流れたことがあったと思う。そのころ母と電話したときにその話題になって母が「命を断つほどつらいことがあったとは思うけれど、生まれてきた以上は生きるのが努めだと思う」という趣旨のことを僕に言った。

そのときは僕もそうだなと思った。いろんな災難にあたっては金光さんのおっしゃるように「死んでおかげのものもあれば、命をつないでもらっておかげのものもある」という考えが最も大所高所にたったものの見方だと思う。確かに人間としての尊厳のないような状態で一命を取り留めるよりもいっそのこと・・・というような事例に遭遇することもまた事実だとは思うけれど、、、。

今日の全国紙を読んでいたらパラリンピックのアーチェリーの選手、岡崎愛子さんののことが書いてあった。同志社大学2年のときにJR福知山線の脱線事故に遭遇して車椅子生活になったと出ていた。「死んでおけばよかったとさえ思った」一方で担当医に教えられた搬送時の家族の言葉「どんな形でも命だけは助けてください」が頭をよぎった。と書いてある。

死というものが頭をよぎったとき家族は命をつなぐことを最優先に考えてくれたというのはきっと岡崎愛子さんにとって大きな力になったことと想像する。

直接関係のない第三者の勝手な言い分かもしれないけれど会社でひどい仕打ちにあったなら命ということを最優先に考えればいっそ出社拒否になってしまうという方法もあるようにも思う。

命は大切、どんなことがあってもまず生きることと普段考えている方が、備えあれば憂い無しで本当にしんどいめにあった時の判断の仕方がきっと違ってくるのだと思う。

僕自身も思い通りにならないことやしんどいことがあってもやはりまず生きるということを優先に考えたいなと思う。
嬉しいときも悲しいときも、楽しいときもつらいときも、命あっての物種という気持ちを大切にしたいと思う。



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