夕食に家族でたつくりと黒豆を食べる。
おかげさまだなと思う。
夜はNHK交響楽団のベートーベン第九交響曲の演奏会の録画放送を聴く。指揮はシモーネ ヤングさん。第三楽章まではマイルドといえばマイルド、彫りが浅いといえば浅いという印象だった。
第四楽章で声楽が入ってからはとりわけ素晴らしい演奏と思った。速いテンポで音符の細かいところもオーケストラのアンサンブルに迫力があって正確、合唱もうまい、ちょっとすごいなと思った。
場面ごとのテンポの設定にも緩急があってよかった。合唱がフーガを歌う以降の演奏はとりわけすごい迫力だった。
終わったあと指揮のヤングさんとコンマスのまろさんが握手するところがちょっと感動的だった。ヤングさんがまろさんのことを「ありがとう」という目で一瞬見つめていた。本当に演奏したみんなが満足だったのではないかと思った。
NHK交響楽団も若い奏者、女性の奏者がずいぶん増えたなと思う。時の流れを感じる。来年も良い年でありますように。